LoginSignup
151
121

More than 5 years have passed since last update.

AWS WorkMailを使ってみたら想像以上に便利だった

Last updated at Posted at 2016-04-23

はじめに

  • Railsプロジェクトでアプリケーションからのメール送信はAWS SESを利用
  • メール受信やユーザーへ送信したいのでGoogle appsを利用

こんな状況はよくあると思うのですが、メール送受信の部分をGoogle appsとか他のメールサービス使うのもあれだったのでAWS内で完結できたらいいなー?と思ったのがことの発端。
最近SESでメール受信(S3へ保存やLambdaと連携可能)となっていたのでごにょごにょすればいけるのでは?と思ったら

ありましたそんなサービス!

サービス一覧の右下にこっそりいましたWorkMail
エンタープライズアプリケーションなんて普段目にしてないから気づかなかった。

service_workmail.png

WorkMailとは?

今回気になった部分を凄くざっくりまとめると

  • AWSのメールサービス
  • 独自ドメインが使える!
  • 1ユーザー(1メールアドレス)が4ドルとGoogle appsよりちょっと安い!
  • gmailみたいにブラウザ上でメール送信、受信確認できる!

ということで早速使ってみました

対応リージョンについて

※ 2016/4 時点ではSESが利用できる以下のリージョンしか対応していません

スクリーンショット 2016-04-22 12.25.15 PM.png

設定方法

Organizationの作成

  • サービスからWorkMailを選択すると初回は以下のページに飛ぶのでGet Startedをを選択

スクリーンショット 2016-04-22 12.27.04 PM.png

  • 私みたいに独自ドメインのメールが使えたらOKの人はQuick setupを選択

スクリーンショット 2016-04-22 12.29.40 PM.png

  • ここで入力するエイリアスは後で「Organization」という区分になりますので、サービス名や会社名が良いと思います。入力したらCreate選択

スクリーンショット 2016-04-22 12.32.59 PM.png

  • これで一旦Organizationが作成されますが、作成に10分〜20分くらいかかるのでコーヒーでも飲んで一息

スクリーンショット 2016-04-22 12.49.33 PM.png

  • 作成されるとこんな感じになるのでAlias名を選択

スクリーンショット 2016-04-22 12.55.00 PM.png

独自ドメインの追加

  • 独自ドメインを追加したいので「Domains」からAdd domainを選択

スクリーンショット 2016-04-22 1.08.14 PM.png

  • 追加したいドメインを入力してAdd domainを押下

スクリーンショット 2016-04-23 7.02.27 PM.png

  • Step1でドメインのオーナー確認の為にRoute53にTXTレコード追加してcheck、確認が取れるとStatusがVerifiedになります。

スクリーンショット 2016-04-23 7.22.25 PM.png

  • Step2にあるCNAMEレコードとMXレコードをRoute53に登録して完了

スクリーンショット 2016-04-23 7.25.34 PM.png

  • Domainsのダッシュボードに戻り、先ほど追加したドメインを選択し、Set as default押下してDefault domainを変更

スクリーンショット 2016-04-23 7.26.54 PM.png

スクリーンショット 2016-04-23 7.28.26 PM.png

ユーザーの作成

  • サイドメニューの「Users」を選択し、Add userを押下

スクリーンショット 2016-04-23 7.29.59 PM.png

  • 初めて作成するので上の「Create a new user in your directory」を選択

スクリーンショット 2016-04-23 7.32.53 PM.png

  • メールアドレスの@前の部分になるユーザーの作成
    • 今回はお問い合わせ用のアカウント作りたかったのでinfoに
    • Display nameは日本語も可でした

スクリーンショット 2016-04-23 7.34.39 PM.png

  • 対象ユーザーのメールアドレスとパスワードを作成
    • 作った後で思ったんですがユーザー名のinfoがログインユーザー名になるので、必ずしもメールアドレスと合わせる必要ないんじゃ・・( ゚д゚)ハッ!

スクリーンショット 2016-04-23 7.36.55 PM.png

  • 無事にユーザーが作成されました

スクリーンショット 2016-04-23 7.39.18 PM.png

ログイン確認

  • サイドメニューの「Organization settings」からブラウザでのログイン用のURLを確認
    • Web ApplicationのURLです。見切れてるのはご愛嬌

スクリーンショット 2016-04-23 7.41.34 PM.png

  • シンプルなログイン画面に飛ぶのでそこから先ほど作ったユーザー名とパスワードでログイン

スクリーンショット 2016-04-23 7.43.59 PM.png

  • いい感じにシンプルなメールボックス画面!

スクリーンショット 2016-04-23 7.45.08 PM.png

  • あとはメールの送受信確認して完了です。送信用の画面もいい感じ

スクリーンショット 2016-04-23 7.50.37 PM.png

おわりに

  • AWSをよく使う身からすると改めてすごく便利だなー!と感じました。
  • これ先に設定しておけばSESのVerify a New Email Addressが捗る
    • とりあえず送りたいだけなら今はSES x S3連携でなんとかなるけどこっちの方が楽な気がする
  • DKIM-Signature最初からついてるー。と思ったら独自ドメインの方はついてなかったー。と思ったら設定したはずのSES側でのDKIMの設定がdisableになってたー!(´;ω;`)
    • なのでenableに再設定し、独自ドメインのDKIM-Signatureもちゃんとついてる!!

   スクリーンショット 2016-04-27 12.24.00 PM.png

151
121
0

Register as a new user and use Qiita more conveniently

  1. You get articles that match your needs
  2. You can efficiently read back useful information
  3. You can use dark theme
What you can do with signing up
151
121