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AWS WorkMailを使ってみたら想像以上に便利だった

Last updated at Posted at 2016-04-23

はじめに

  • Railsプロジェクトでアプリケーションからのメール送信はAWS SESを利用
  • メール受信やユーザーへ送信したいのでGoogle appsを利用

こんな状況はよくあると思うのですが、メール送受信の部分をGoogle appsとか他のメールサービス使うのもあれだったのでAWS内で完結できたらいいなー?と思ったのがことの発端。
最近SESでメール受信(S3へ保存やLambdaと連携可能)となっていたのでごにょごにょすればいけるのでは?と思ったら

ありましたそんなサービス!

サービス一覧の右下にこっそりいました__WorkMail__。
エンタープライズアプリケーションなんて普段目にしてないから気づかなかった。

service_workmail.png

WorkMailとは?

今回気になった部分を凄くざっくりまとめると

  • AWSのメールサービス
  • 独自ドメインが使える!
  • 1ユーザー(1メールアドレス)が4ドルとGoogle appsよりちょっと安い!
  • gmailみたいにブラウザ上でメール送信、受信確認できる!

ということで早速使ってみました

対応リージョンについて

※ 2016/4 時点ではSESが利用できる以下のリージョンしか対応していません

スクリーンショット 2016-04-22 12.25.15 PM.png

設定方法

Organizationの作成

  • サービスからWorkMailを選択すると初回は以下のページに飛ぶので__Get Started__をを選択

スクリーンショット 2016-04-22 12.27.04 PM.png

  • 私みたいに独自ドメインのメールが使えたらOKの人は__Quick setup__を選択

スクリーンショット 2016-04-22 12.29.40 PM.png

  • ここで入力するエイリアスは後で「Organization」という区分になりますので、サービス名や会社名が良いと思います。入力したら__Create__選択

スクリーンショット 2016-04-22 12.32.59 PM.png

  • これで一旦Organizationが作成されますが、作成に10分〜20分くらいかかるのでコーヒーでも飲んで一息

スクリーンショット 2016-04-22 12.49.33 PM.png

  • 作成されるとこんな感じになるのでAlias名を選択

スクリーンショット 2016-04-22 12.55.00 PM.png

独自ドメインの追加

  • 独自ドメインを追加したいので「Domains」から__Add domain__を選択

スクリーンショット 2016-04-22 1.08.14 PM.png

  • 追加したいドメインを入力して__Add domain__を押下

スクリーンショット 2016-04-23 7.02.27 PM.png

  • Step1でドメインのオーナー確認の為にRoute53にTXTレコード追加して__check__、確認が取れるとStatusがVerifiedになります。

スクリーンショット 2016-04-23 7.22.25 PM.png

  • Step2にあるCNAMEレコードとMXレコードをRoute53に登録して完了

スクリーンショット 2016-04-23 7.25.34 PM.png

  • Domainsのダッシュボードに戻り、先ほど追加したドメインを選択し、__Set as default__押下してDefault domainを変更

スクリーンショット 2016-04-23 7.26.54 PM.png

スクリーンショット 2016-04-23 7.28.26 PM.png

ユーザーの作成

  • サイドメニューの「Users」を選択し、__Add user__を押下

スクリーンショット 2016-04-23 7.29.59 PM.png

  • 初めて作成するので上の「Create a new user in your directory」を選択

スクリーンショット 2016-04-23 7.32.53 PM.png

  • メールアドレスの@前の部分になるユーザーの作成
    • 今回はお問い合わせ用のアカウント作りたかったのでinfoに
    • Display nameは日本語も可でした

スクリーンショット 2016-04-23 7.34.39 PM.png

  • 対象ユーザーのメールアドレスとパスワードを作成
    • 作った後で思ったんですがユーザー名のinfoがログインユーザー名になるので、必ずしもメールアドレスと合わせる必要ないんじゃ・・( ゚д゚)ハッ!

スクリーンショット 2016-04-23 7.36.55 PM.png

  • 無事にユーザーが作成されました

スクリーンショット 2016-04-23 7.39.18 PM.png

ログイン確認

  • サイドメニューの「Organization settings」からブラウザでのログイン用のURLを確認
    • __Web Application__のURLです。見切れてるのはご愛嬌

スクリーンショット 2016-04-23 7.41.34 PM.png

  • シンプルなログイン画面に飛ぶのでそこから先ほど作ったユーザー名とパスワードでログイン

スクリーンショット 2016-04-23 7.43.59 PM.png

  • いい感じにシンプルなメールボックス画面!

スクリーンショット 2016-04-23 7.45.08 PM.png

  • あとはメールの送受信確認して完了です。送信用の画面もいい感じ

スクリーンショット 2016-04-23 7.50.37 PM.png

おわりに

  • AWSをよく使う身からすると改めてすごく便利だなー!と感じました。
  • これ先に設定しておけばSESの__Verify a New Email Address__が捗る
    • とりあえず送りたいだけなら今はSES x S3連携でなんとかなるけどこっちの方が楽な気がする
  • DKIM-Signature最初からついてるー。と思ったら独自ドメインの方はついてなかったー。と思ったら設定したはずのSES側でのDKIMの設定がdisableになってたー!(´;ω;`)
    • なので__enable__に再設定し、独自ドメインのDKIM-Signatureもちゃんとついてる!!

   スクリーンショット 2016-04-27 12.24.00 PM.png

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