個人開発したiOSアプリ「Limitime」をApp Storeに公開して、もうすぐ3か月になります。
8月15日にリリースしてから、現在の累計ダウンロード数は215DLになりました。
前回の記事を書いたときは100DLだったので、約1か月で115DL増えたことになります。
公開当初は、ほとんどダウンロードされない日もありましたが、最近は広告を出していなくても少しずつダウンロードされるようになってきました。
とはいえ、まだまだ小さなアプリです。
この1か月も機能追加やUI改善を続けてきましたが、最近は開発そのものより、実際のユーザーの利用状況を気にすることが増えました。
今回は、公開3か月目の実績と、運用を続けて分かったことを書いていこうと思います。
3か月目の実績
まずは現在の状況です。
| 指標 | 数値 |
|---|---|
| 累計ダウンロード数 | 215DL |
| 前回記事からの増加 | +115DL |
| 直近7日間の喫煙記録利用者 | 29人 |
| 直近2週間で両週とも喫煙記録を利用した人 | 17人 |
| 初回設定の完了を確認できたユーザー | 100人 |
※2026年11月5日時点。利用者数はSupabaseに送信されたイベントから集計したユニークユーザー数です。ダウンロード数とは集計対象が異なり、開発・テスト利用やイベント計測開始時期などの影響を含む可能性があります。
ダウンロード数も少しずつ増えていますが、個人的には継続して使ってくれているユーザーがいることのほうが嬉しいです。
直近7日間で喫煙記録を送信した29人のうち、17人はその前の7日間にも記録を送信していました。
厳密なリテンション率とは異なりますが、少なくとも2週間にわたって利用しているユーザーがいることが分かります。
リリース直後は、ダウンロードされたかどうかしか見ていませんでした。
ただ、実際に利用状況を確認するようになると、ダウンロード数だけではアプリの状況を把握できないことを実感しました。
ダウンロードされた後のことを考えるようになった
この1か月で最も大きく変わったのは、見るようになった数字です。
以前はApp Store Connectでインプレッションやダウンロード数を確認することが中心でした。
最近はSupabaseに保存しているイベントを使って、初回設定や機能の利用状況も確認しています。
具体的には、以下のようなイベントを記録しています。
- 初回設定の開始・完了
- デバイスの検出・接続
- 喫煙記録の送信
- ロックの早期解除
こうした情報があると、単に利用者が増えたかどうかだけでなく、どの段階でつまずいているのかを考えられるようになります。
例えば、初回設定で接続に失敗しているユーザーがいることも分かりました。
LimitimeはBluetooth接続が必要なアプリなので、一般的なアプリより初回設定の手順が多くなりがちです。
開発中は自分で何度も操作しているため、特に難しいとは感じていませんでした。
しかし、初めて使う人にとっても同じとは限りません。
これは実際に公開してみないと、なかなか気づけなかった部分です。
また、イベントを記録するようになったことで、数字が取れていることと、正しく解釈できることは別だとも感じています。
例えば、初回設定の完了イベントがあったとしても、それだけで現在も使っているとは判断できません。
継続して使っているかを知りたいのであれば、一定期間ごとの利用状況を見る必要があります。
今後は、こうしたデータをもう少し活用していきたいと思っています。
この1か月で追加した機能
開発面でも、この1か月でいろいろな変更を行いました。
主なものは以下です。
- 減煙・禁煙チャレンジ機能
- 喫煙履歴に基づく改善提案機能
- 喫煙履歴・統計画面の改善
- ウィジェット・Live Activities関連の機能
- デバイス登録や切り替えの改善
- UI全体の見直し
特に大きかったのが、減煙・禁煙チャレンジと改善提案です。
Limitimeはもともと、喫煙を自動で記録し、次の1本まで一定時間ロックすることで減煙をサポートするアプリでした。
ただ、ロックする時間を決めるだけでは、どのくらい減らせるのか分かりにくいという問題があります。
そこで、過去の喫煙履歴から改善できそうな部分を提案したり、目標を設定して段階的に減らしていく仕組みを追加しました。
改善提案にはAIも活用しています。
これまで記録したデータを、ただグラフで表示するだけでなく、次の行動につなげる機能にできないかと考えています。
まだ追加したばかりなので、実際にどの程度利用されるのかはこれからです。
今後は機能を追加するだけでなく、追加した機能が使われているかも確認していく必要がありそうです。
AIのおかげで開発は速くなったけど…
この3か月間、実装にはCodexなどのAIをかなり活用しています。
React NativeのUI改善からSupabaseのバックエンド処理まで、以前なら時間がかかっていた作業も、かなり短時間で進められるようになりました。
特に個人開発では、一人で幅広い部分を実装できることが大きなメリットだと感じています。
ただ、最近は少し違う問題も出てきました。
機能を作りやすくなったことで、機能を増やしすぎてしまうことです。
新しいアイデアが浮かぶと、とりあえず実装してみたくなります。
実際、この1か月も多くの機能を追加しました。
でも、機能が増えるほど画面や設定項目も複雑になります。
便利にするつもりで追加した機能が、逆に使いにくさにつながる可能性もあります。
これまでは、思いついたものを作ることが中心でした。
今後は、既存の機能を使いやすくすることにも、もう少し時間を使いたいと思っています。
AIによって実装のハードルが下がったからこそ、何を作るかを判断することが以前より重要になっている気がします。
ASOは引き続き試行錯誤
前回の記事でも書きましたが、App Storeの検索対策(ASO)も続けています。
これまでにアプリ名やサブタイトル、キーワード、スクリーンショットなどを何度も見直してきました。
最近は「減煙」「節煙」だけでなく、「禁煙」でも見つけてもらえるようにしたいと考えています。
ただ、キーワードを増やせばよいわけではありません。
アプリ名が不自然に長くなってしまうと、逆に分かりにくくなります。
検索順位を意識しつつ、初めて見た人に何のアプリなのか伝わることも大切だと思っています。
また、検索順位とインプレッションが必ずしも同じように動かないこともあり、まだまだ分からない部分が多いです。
広告については、以前Apple Adsを試しましたが、現在は停止しています。
広告なしでも少しずつダウンロードされるようになったので、今は自然流入を中心に様子を見ています。
とはいえ、何がどの程度ダウンロード増加につながっているのかは、まだ正確に分かっていません。
このあたりも引き続き試していきたいところです。
今後は継続率も改善したい
これまでは、どちらかというとダウンロード数を増やすことを優先していました。
もちろん、今後もダウンロード数は増やしていきたいです。
ただ、最近は継続率も気になるようになりました。
特にLimitimeのような習慣改善系のアプリは、1回使って終わりではなく、日常的に使ってもらうことが重要です。
そのためには、毎日アプリを開かなくても使えることや、使い続けることで変化を実感できることが必要だと思っています。
今回追加したチャレンジや改善提案も、その一環です。
ただし、機能を追加したからといって継続率が上がるとは限りません。
実際の利用状況を見ながら、必要な機能を改善していこうと思います。
また、現在は無料で提供していますが、今後は一部機能の有料化も検討しています。
その前に、継続して使いたいと思ってもらえるアプリにすることが先だと考えています。
まとめ
公開からもうすぐ3か月。
累計215DLになり、少しずつではありますが、アプリを使ってくれる人が増えてきました。
最初の頃は、とにかくアプリを完成させて公開することが目標でした。
公開後は、どうやって見つけてもらうかを考えるようになりました。
そして最近は、実際に使ってもらえているか、継続して使ってもらえているかを考えるようになっています。
個人開発を始めた頃は、ここまでいろいろ考えるとは思っていませんでした。
技術的な問題だけでなく、マーケティングやUI/UX、利用データの分析など、やることは尽きません。
ただ、実際のユーザーの利用状況を見ながら開発するのは、これまでとはまた違った面白さがあります。
次は300DLを目指しつつ、使い続けてもらえるアプリになるよう改善していこうと思います。
また1か月後、どんな状況になっているのか楽しみです。
Limitimeについて
Limitimeは、加熱式たばこの喫煙記録を自動化し、ロック機能や減煙・禁煙チャレンジで喫煙習慣の改善をサポートするiOSアプリです。
公式サイト
アプリの仕組みや対応デバイスなどを詳しく紹介しています。
App Store
Limitime - 減煙・節煙・禁煙サポート
興味があれば、サイトを見たり実際に使ってみてもらえるとうれしいです。
過去の記事