partedは、Linuxでディスクパーティションを操作するための強力なツールです。partedを使用することで、パーティションの作成、削除、サイズ変更、コピーなどができます。以下に、partedの基本的な使い方と一般的な操作の例を示します。

sudo parted /dev/sda

sudo parted /dev/sda mklabel gpt
sudo parted /dev/sda mkpart primary ext4 1MiB 100%

新しいディスクにパーティションテーブルを作成します。msdos（MBR）またはgpt（GPT）を指定します。

sudo parted /dev/sda mklabel gpt

新しいパーティションを作成します。ここでは、1 MiBから100%までの範囲でext4ファイルシステムを持つパーティションを作成します。

sudo parted /dev/sda mkpart primary ext4 1MiB 100%

ディスク上のパーティションのリストを表示します。

sudo parted /dev/sda print

特定のパーティションを削除します。ここでは、2番目のパーティションを削除します。

sudo parted /dev/sda rm 2

特定のパーティションのサイズを変更します。ここでは、2番目のパーティションをサイズ変更します。

sudo parted /dev/sda resizepart 2 200GiB

parted自体にはファイルシステムのチェック機能はありませんが、e2fsckなどの外部ツールを使用してファイルシステムをチェックします。

sudo e2fsck -f /dev/sda1

インタラクティブモードでpartedを起動すると、partedプロンプトが表示され、そこからコマンドを実行できます。

sudo parted /dev/sda

以下は、インタラクティブモードでの基本的な操作例です。

(parted) mklabel gpt

(parted) mkpart primary ext4 1MiB 100%

(parted) print

(parted) rm 2

(parted) resizepart 2 200GiB

(parted) quit

partedを使用する際には、誤ってデータを消去しないように注意が必要です。特に既存のパーティションやデータを操作する場合は、事前にバックアップを取ることを強くお勧めします。
GPTパーティションテーブルを使用する場合は、gdiskなどのツールも併用すると便利です。

partedは、ディスクパーティションの作成、管理、修正を行うための強力なツールです。基本的なコマンドを理解し、正しく使用することで、ディスクのパーティション管理を効率的に行うことができます。