2
0

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?

人の知覚特性を考慮した色の指標「CIE DE2000」に関するメモ(DeltaE という JavaScriptライブラリの話も)【完走賞ゲット-2】

Last updated at Posted at 2023-12-01

この記事は、「完走賞ゲットのため小ネタ 25記事を投稿しようとチャレンジ v2 Advent Calendar 2023」の 2日目の記事です。

今回の内容

今回の記事の内容は、2年前くらいに途中まで調べていた「色の距離」に関する話です。

以前、色の距離について調べていた時がありました。色の距離の話の中でも、特に「人の知覚特性を考慮した色の距離」についてです。
それに関して、当時、以下のようなポストをしていました。

当時、何らか情報を記事に残していた気でいたのですが、それをやっていなかったようでした。そのため、あらためて「人の知覚特性を考慮した色の距離」に関する話を記事化します。

色の距離について

色の距離を計算するという話に関して、単純な方法の事例では「RGB のそれぞれの値の差をとる」という方法があります。

しかし、それだと問題が生じる場合があります。その話に関して、まずは以下の図をご覧ください。
※ この図は、上で掲載していたポストの中に出てきている記事の 1つから抜粋しました

人の知覚特性を考慮した色の距離

この図は、今回の記事のメインの話になる「CIEDE2000」に関するものです。

図の中で「赤・オレンジ系の 2つの色」と「緑系の 2つの色」が示されています。おそらく、それぞれの色の違いを見比べると、「赤・オレンジ系の 2つの色」のほうが差が大きいように見えるのではないかと思います。

しかし、これを RGB の差で比較すると、差分が同じになります。そこで、色の距離を比較する時に、人の知覚特性を考慮した指標というものがあるようです。

その 1つが、今回の記事で扱う「CIE DE2000」です。その内容については、以下のサイトを見ると詳しく書いてあります(以下の記事「セクション2-6」以外に、「セクション1-1」「セクション 2-1」 などを見てみるのもオススメです)。

●新しい色差式(CIE DE2000)について。-楽しく学べる知恵袋 | コニカミノルタ
 https://www.konicaminolta.jp/instruments/knowledge/color/section2/06.html

CIE DE2000 を JavaScript で扱う

上で出てきた CIE DE2000 をプログラムで扱う話を書いていきます。

言語は、自分がよく使っている JavaScript とします。GitHub で検索をかけてみると、以下の結果がでてきました。

GitHub での検索結果

そして、検索のトップに出てきているのが、以下の「DeltaE」です。

●zschuessler/DeltaE: CIE color difference formulas in JavaScript
 https://github.com/zschuessler/DeltaE
●zschuessler.github.io/DeltaE/
 https://zschuessler.github.io/DeltaE/
DeltaE

使い方の説明などを見ていると、 DeltaE.getDeltaE00() を使うと「CIE DE2000」が扱えるようです。
使い方

おわりに

今回の記事では、「人の知覚特性を考慮した色の距離」の話と、それを JavaScript で扱う方法について書きました。。

今後は、実際にこの DeltaE を使っていければと思います。

2
0
0

Register as a new user and use Qiita more conveniently

  1. You get articles that match your needs
  2. You can efficiently read back useful information
  3. You can use dark theme
What you can do with signing up
2
0

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?