はじめに
以下でポストしていた、GPT-5-Codex の API からの利用という話の記事です。GPT-5-Codex の API からの利用について、公式情報を見ていきつつ、Node.js を使ったお試しもやってみました。
GPT-5-Codex を利用する際の API は「Responses API」を使う形になるようです。
公式情報
公式ページをいくつか見ていきます。
モデル情報
OpenAI公式のドキュメントで、GPT-5-Codex のモデル情報は以下に掲載されています(上記のポストで投稿していたページです)。
●Model - OpenAI API
https://platform.openai.com/docs/models/gpt-5-codex
上記の内容を見ると、モデル名や対応機能などは以下となるようです。
- モデル名: gpt-5-codex
- エンドポイント: Responses(v1/responses)
- 対応している入力形式:
- テキスト
- 画像
- 利用可能な機能
- Streaming
- Function calling
- Structured outputs
料金
記事執筆時点での GPT-5-Codex の API利用の料金は、GPT-5 と同じになるようです。
GPT-5-Codex Prompting Guide
上記のモデル情報のページにもリンクが掲載されていますが、GPT-5-Codex については以下の公式の「GPT-5-Codex Prompting Guide」というものが出ているようです。
●GPT-5-Codex Prompting Guide
https://cookbook.openai.com/examples/gpt-5-codex_prompting_guide
API の利用方法
API からの利用を、Node.js を使ってやってみます。基本的には GPT-5 を使うのと同じ感じになると思われるので、以下を参照しつつコードを準備します。
●Text generation - OpenAI API
https://platform.openai.com/docs/guides/text
●OpenAI公式の情報をもとに GPT-5 の API をさっそく試す【Node.js】 - Qiita
https://qiita.com/youtoy/items/a6a266b04ef929abc616
API から使ってみる
実際に API から使ってみます。
下準備
お試しの下準備として、以下のパッケージをインストールします。
●openai - npm
https://www.npmjs.com/package/openai
コマンドは以下を使います。
npm i openai
また、環境変数 OPENAI_API_KEY に、OpenAI の APIキーをセットしておきます。
試してみるコード
今回試したコードは、以下の通りです。とりあえずの動作確認なので、シンプルな内容でやってみました。
import OpenAI from "openai";
const client = new OpenAI();
const response = await client.responses.create({
model: "gpt-5-codex",
input: "p5.jsのシンプルなコード",
});
console.log(response.output_text);
実行結果
以下は実行結果となるレスポンス全体(テキスト部分のみ)です。
また、その中に出てくるコードは以下の通りです。
let x = 0;
let speed = 2;
function setup() {
createCanvas(400, 200); // キャンバスの大きさ
}
function draw() {
background(240); // 背景を塗りつぶす(画面クリア)
fill(100, 150, 255); // 円の色
noStroke(); // 線なし
ellipse(x, height / 2, 50, 50); // 円を描く
// 位置を更新
x += speed;
// 端に当たったら反転
if (x > width || x < 0) {
speed *= -1;
}
}
わざわざ GPT-5-Codex を使うまでもない内容でしたが、とりあえず動作確認はできました。
念のため、API の利用履歴を OpenAI のダッシュボードでも確認してみようと思います。
ダッシュボード上のログなどを見てみる
ダッシュボード上のログのページ( https://platform.openai.com/logs )を見てみます。Responses API のログを見ると、以下のように gpt-5-codex が使われたログを確認できました。