はじめに

以下の YouTube Data API を少し Node.js で試してみた話です。

●YouTube Data API の概要 | Google for Developers
　https://developers.google.com/youtube/v3/getting-started?hl=ja

さっそく試す

それでは、さっそく試していきます。

プロジェクトの新規作成

以下の手順で、今回用のプロジェクトを新しく作ります。

●プロジェクトを作成 | Google App Engine standard environment docs | Google Cloud
　https://cloud.google.com/appengine/docs/standard/nodejs/building-app/creating-project?hl=ja

名前は、分かりやすい適当な名前にしました。

APIキーの取得

上記で作ったプロジェクトで APIキーを作成します。

公式のクイックスタート（Node.js用）のステップ1 に書かれた「こちらのウィザード」というテキストのリンクを開きます。

選択されたいるプロジェクトが、意図したものであることを確認して、YouTube Data API v3 を有効にします。

あとは、認証情報のページ（ https://console.cloud.google.com/apis/credentials ）の画面上部の「＋認証情報の作成」から、APIキーを作成します。
APIキーが作成された後は、APIキーの名前を分かりやすいものにしたり、API の制限で「YouTube Data API v3」のみを対象にしたり、ということを行いました。

そして、この時に作成した APIキーをメモしておきます。

Node.js で YouTube Data API を使う

あとは、Node.js で YouTube Data API を使ってみます。内容はシンプルなものにします。

下準備

下準備として、以下のパッケージ（Google APIs Node.js Client）をインストールします。

npm install googleapis

また、上で作成した APIキーを YOUTUBE_API_KEY という名前の環境変数で使えるようにしました。

Node.js での実装・処理の実行

Node.js で実装した内容は以下のとおりです。

自分が過去にアップロードした動画を指定して、そのタイトルを取得するという簡単な内容のものです。

import { google } from "googleapis";

const apiKey = process.env.YOUTUBE_API_KEY;
if (!apiKey) {
  console.error("環境変数 YOUTUBE_API_KEY が設定されていません");
  process.exit(1);
}
const youtube = google.youtube({ version: "v3", auth: apiKey });

// 動画IDを指定： https://www.youtube.com/watch?v=hC7aml8pTa0
const videoId = "hC7aml8pTa0";

async function fetchVideoTitle(videoId) {
  const res = await youtube.videos.list({
    part: ["snippet"],
    id: [videoId],
  });
  const snip = res.data.items?.[0]?.snippet;
  return snip ? snip.title : null;
}

(async () => {
  try {
    const title = await fetchVideoTitle(videoId);
    console.log("動画タイトル:", title);
  } catch (err) {
    console.error("動画タイトル取得中にエラー:", err);
    process.exit(1);
  }
})();

上記を実行した結果は以下のとおりです。自分が過去にアップロードした動画のタイトルを取得できました。