はじめに
今回、Windows 11 の環境で「WSL2 + Ubuntu24.04 + Docker」をセットアップしてみたので、その流れのメモを記事にしてみました。
それと合わせて、以下のように Dify もインストールするところまで試してみています。
一部、ざっくりな記載の部分があるため、そのあたりは以下の他記事もあわせてご覧ください。
参照した記事
今回の内容を進める中で、参照した記事を掲載します。
- WSL のインストール | Microsoft Learn
- WSL2+Ubuntu24.04+Docker+GPUでつくる機械学習環境
- Windows11 WSL2 Ubuntu の超基本的な使い方【誰でもできるよ】|hiro20180901
- Windows+WSL2+Docker+VSCODEで使い捨て開発環境を構築するまで~前編~ 1. Qiita
- Windows 11でWSLを使ってDockerとDocker Composeをセットアップする方法 - Qiita
セットアップを行う
それでは、セットアップを進めていきます。
WSL を使えるようにする
まずは wsl --install
を実行して、WSL を使える状態を作ります。
(自分はこれをやる前に wslコマンドを入力してみたところで以下の案内が出て、管理者権限での実行の許可をしたら、インストールが進んでいきました)
有効なディストリビューションの確認
上記が完了したら、以下のコマンドで有効なディストリビューションの一覧を確認してみます。
(コマンドは wsl --list --online
という略さない形もあります)
wsl -l -o
そうすると、自分が試した際は以下の一覧が表示されました。
これらの中から選ぶものについて、今回は上で掲載していた参照先と同じように「Ubuntu24.04」を使うことにします。
Ubuntu のインストール・ユーザー作成
ここからは、主に利用したコマンドをざっくりと書いていきます。
以下は Ubuntu のインストールです。
wsl --install Ubuntu-24.04
インストール後、初回起動時は新規ユーザーの作成の操作を求められました。
そこで、ユーザー名とパスワードを設定します。
そして適宜、設定など必要があれば行い、ここから Docker を使えるようにしていきます。
Docker を使えるようにする
公式ドキュメントにも記載されている以下のコマンドを実行して、セットアップを進めました。
curl -fsSL https://get.docker.com -o get-docker.sh
sudo sh get-docker.sh
過去の記事を見ていると、この後に Docker Compose のインストールの手順が書かれていたりしました。しかし冒頭に掲載していた参照記事の情報などによると、記事執筆時点では既に Docker Compose もインストール済みになっているとのことです。
実際に、以下のように docker -v
と docker compose version
をそれぞれ実行すると、どちらもバージョン情報が表示されました。
また、dockerコマンドをユーザーの権限で実行できるように、以下のコマンドを実行しました。
sudo usermod -a -G docker $USER
Dify のセットアップ
さらに、今回はお試し的な感じで Dify のインストールも試してみました。
公式の「Docker Compose デプロイ」の部分に書かれた手順で、インストールを進めました。
特に難しい部分はなく、それを進めた結果、以下のように Dify に必要な一式が動作している状態にできました。
そして、ブラウザから PC内に構築された Dify の環境にアクセスすると、以下のように Dify の初期設定を進められる状態にできました。