今回の記事は、記事執筆時点での Node.js の最新バージョンである v21.7.0 の新機能の話です。
●Node.js — Node v21.7.0 (Current)
https://nodejs.org/en/blog/release/v21.7.0
新機能はいくつかあるのですが、その中でも、「process.loadEnvFile(path)」という項目の話です。
サクッと試す
それでは、軽く試していきます。
path の指定なし
以下のファイルを用意して試してみます。
app.js
process.loadEnvFile();
console.log(process.env.MULTI_LINE);
.env
MULTI_LINE="HELLO
WORLD"
catコマンドで .envファイルの中身を表示させ、nodeコマンドでプログラムを実行した結果を以下に掲載します。
想定通りの出力が得られているのを確認できました。
上記の .env に関する余談
上で用いた .env の中で、複数行を使う記載をしていますが、こちらは Node.js v21.7.0 の新機能に書かれていた、以下をそのまま試してみたものになります。
pathの指定あり
今度は、development.env というファイルを用意して、そこから環境変数を読み込むようにしてみます。
以下のファイルを用意して試しました。
app.js
process.loadEnvFile('./development.env')
console.log(process.env.TEST);
development.env
TEST="ABCD"
catコマンドで development.env の中身を表示させ、nodeコマンドでプログラムを実行した結果を以下に掲載します。
これも想定通りに動作しました。
上記を試してみて、環境変数用のファイルを標準機能で手軽に扱えるのは便利でした。