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Azure OpenAI Service で GPT-4 Turbo(gpt-4-1106-preview)のモデルをデプロイする(※ 現状は特定のリージョンのみ)【Microsoft Azure】

Last updated at Posted at 2023-11-19

後付けで、Microsoft Azure Advent Calendar 2023 の 14日目に登録してみました

2023/11/17 のタイムスタンプで出ていた以下の記事に書いてある、「Azure OpenAI Service で GPT-4 Turbo(gpt-4-1106-preview)が使えるようになった話」に関する記事です。

●Azure OpenAI Service Launches GPT-4 Turbo and GPT-3.5-Turbo-1106 Models - Microsoft Community Hub
https://techcommunity.microsoft.com/t5/ai-azure-ai-services-blog/azure-openai-service-launches-gpt-4-turbo-and-gpt-3-5-turbo-1106/ba-p/3985962
Azure OpenAI Service Launches GPT-4 Turbo and GPT-3.5-Turbo-1106 Models - Microsoft Community Hub

上記の情報を見て、とりあえずモデルのデプロイを試してみたのですが、その過程で調べたことなどをメモとして記事にしてみます。

https://twitter.com/youtoy/status/1725686017632723206
Xのポスト

Azure での GPT-4 Turbo(gpt-4-1106-preview) のモデルデプロイについて

何ができるようになるのか?

GPT-4 Turbo(gpt-4-1106-preview) のモデルで何ができるか、冒頭で紹介した記事で見てみます。
GPT-4 Turbo(gpt-4-1106-preview) のモデルで

上の画像で掲載した内容のとおりで、リストで書くと以下のとおりです(基本的に、OpenAI DevDay で発表されていた内容が、Azure で使えるようになった感じかと思います)。

  • Function Calling の改善
    • 性能改善に加えて、 複数の関数を呼びだせるように
  • JSON Mode が利用可能に
  • 出力を再現できるようにするパラメータ(seed)が利用できるように

なお、今のバージョンはプレビュー版です。このプレビュー版の gpt-4-1106-preview をデプロイしたものは、今後 GA版がリリースされた際には、GA版に自動的にアップデートされるようです。

記事執筆時点での制約(リージョンに関する制約)

冒頭で紹介した記事にも書いてあるのですが、 Azure OpenAI Service で GPT-4 Turbo(gpt-4-1106-preview)のモデルをデプロイできるリージョンは、記事執筆時点では限定されています。

具体的には、以下のとおりです。
デプロイが可能なリージョン

GPT-4 Turbo(gpt-4-1106-preview)が利用可能なリージョンのリストをテキストで書きだしてみます。

  • Australia East
  • Canada East
  • East US 2
  • France Central
  • Norway East
  • South India
  • Sweden Central
  • UK South
  • West US

上記のリージョンでないと、この後の手順が進められないのでご注意ください。

料金

今回の GPT-4 Turbo(gpt-4-1106-preview)の料金も、冒頭で紹介した記事の中で以下のように書かれていました。
料金

モデルをデプロイしてみる

それでは、モデルをデプロイを試す準備をします。

リソースの作成とモデルのデプロイ

リソースを作成していきます。過去に作成したリソースはあったのですが、以下のように GPT-4 Turbo(gpt-4-1106-preview)に対応したものがありませんでした。
作成済みのリソース

そこで、 West US など GPT-4 Turbo(gpt-4-1106-preview)をデプロイできるリージョンのリソースを作成します(※ リソースの作成手順は省略)。リソースを作成した後に、Azure OpenAI Studio で「デプロイ」 > 「新しいデプロイの作成」と進めます。
Azure OpenAI Studio

そして、モデルは「gpt-4」を選択し、「モデル バージョン」のプルダウンメニューを開きます(※ 以下の緑矢印の部分)。
そうすると、「1106-Preview」が選択できるので、これを選びます(※ 以下の赤矢印の部分)。
「gpt-4」のデプロイ

少し表示は見きれてますが、GPT-4 Turbo(gpt-4-1106-preview)をデプロイすることができました。
GPT-4 Turbo(gpt-4-1106-preview)のデプロイ後

なお、GPT-4 Turbo(gpt-4-1106-preview)がデプロイできないリージョンでの例も掲載してみます。
以下のように、モデルで「gpt-4」を選択していても、「モデル バージョン」のプルダウンメニューに「1106-Preview」の選択肢がでてきません。
対応していないリージョンでの例

Azure AI Studio でもモデルをデプロイしてみる

上で書いた手順は、Azure OpenAI Studio を使ったものでした。
新しくプレビュー版として使えるようになった「Azure AI Studio」でも同様のことができるか、軽く試してみました。

詳細は省略しますが、以下のように Azure AI Studio でも、特定のリージョンを選べば GPT-4 Turbo(gpt-4-1106-preview)をデプロイできるのを確認できました。
Azure AI Studioでのモデルのデプロイ

おわりに

あとは、デプロイしたモデルを実際に使ってみたりしようと思います。

curl でのお試し

とりあえず、サクッと試せそうな curl を使ったやり方は試してみました。

"response_format": {"type": "json_object"} をコマンドに追加したり、JSON を返すように指示を出す形にしたりして、以下のとおり JSON のみのレスポンスを得ることができました。

curl

【追記】 Azure での DALL-E 3 の利用も試して記事化

同じく、つい最近 Azure で使えるようになった DALL-E 3 による画像生成も、試してみて記事にしました。

●Azure OpenAI Service で DALL-E 3 を使った画像生成を手軽に試す(※ 現状は特定のリージョンでのみ利用可能) #Azure - Qiita
 https://qiita.com/youtoy/items/6ccde7bfd1673b44fcf9

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