以下の記事と似た方向の話で、以下の記事では「カメラ」となっている部分を「マイクなど」の音関連の内容に変えた話について書いていきます。
●Chrome で利用可能なカメラの解像度・フレームレートやデバイス名を手軽に確認する(+余談):「chrome://media-internals/」 - Qiita
https://qiita.com/youtoy/items/bfc5325d118dad11e1d7
上記の記事は、「chrome://media-internals/」に関する話になっており、今回もその部分は同じです。
今回使ったデバイス
今回試している構成は、3.5mm のプラグのマイクを、3.5mm 4極ミニプラグ用アダプタを介して Mac につないでいます。具体的には、自宅にあった以下を利用しています。
●ヨドバシ.com - GeSpec ジースペック GS-MHA01-BK [モバイルヘッドセットアダプター]
https://www.yodobashi.com/product/100000001001629883/
chrome://media-internals/ を使う
さっそく試していきます。
まずは Chrome のアドレスバーに「chrome://media-internals/」と入力し、これにアクセスしてみます。
マイクなどの情報を確認する
そして、上部にタブが表示されているので、その中の「Audio」を選んでみましょう。
例えば、以下のような情報が出てきます。
マイクなどを利用するページを開く
この状態で、例えば WebRTC samples のマイクなどが使われるサンプル、例えば以下などを別タブで開いてみましょう。
●Select audio and video sources
https://webrtc.github.io/samples/src/content/devices/input-output/
(他の Audio stream volume などでも良いです)
chrome://media-internals/ に戻って情報を見てみる
上記の状態になっていると、ブラウザでマイクなど音の入出力が使われている状態になります。
その状態で「chrome://media-internals/」のタブに戻ってみると、「Input Controllers」「Output Controllers」「Output Streams」の下の表示が変化しているのが分かります。
以下のように、青い色がついた部分が表示されるようになっています。
音の入出力に関する情報を表示させてみる
さらに、青色の部分をクリックすると、下部に情報が表示されます。
以下は、Input Controllers の下の部分をクリックした際の例です。
さらに他の 2つ、「Output Controllers」「Output Streams」の下の青い部分をクリックした時の表示を見てみます。
外部マイク・ヘッドフォンの情報を、Mac のシステム情報で確認すると以下になります。
これらを見ると、入出力のチャンネル数やサンプルレートは問題なく取得できていそうです。
このような手軽な操作で、音の入出力に関する情報を確認できるのが分かりました。今後、上記の内容を活用するような話に手をつけていこうと思います。