1
1

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?

GPT-5.2 の API を Node.js で軽く試す(OpenAI)【生成AI:3】

Last updated at Posted at 2025-12-12

(この記事は 生成AIカレンダー の Advent Calendar 2025 の記事【3つ目】です)

はじめに

12/12 にリリースされた OpenAI の新モデル「GPT-5.2」を、ChatGPT からではなく API で使ってみる話です。

●GPT-5.2 が登場 | OpenAI
 https://openai.com/ja-JP/index/introducing-gpt-5-2/

2025-12-12_12-53-57.jpg

過去の GPT-5.1 のお試し

1ヶ月前くらいに、GPT-5.1 の API がリリースされた時にも、わりとすぐに試して以下の記事を書いたのですが、今回の記事はその流れの GPT-5.2版という感じです。

●GPT-5.1 の新機能の 1つ(「推論なし」設定)を Node.js + API で試す - Qiita
 https://qiita.com/youtoy/items/e58079910aedea80faef

公式情報の確認とお試し

公式情報の確認

まずは GPT-5.2 に関する公式情報が掲載されているページを、いくつか掲載してみます。

gpt-5.2 Model のページ

以下は「gpt-5.2 Model」というタイトルの、モデル情報のページです。GPT-5.2系のモデルの中の 1つになります。

●gpt-5.2 Model | OpenAI API
 https://platform.openai.com/docs/models/gpt-5.2

2025-12-12_12-48-36.jpg

対応している機能の一覧なども確認できます。

価格について

API の価格についても、公式情報へのリンクなどを載せてみます。

まずは、Pricing のページで一番上に gpt-5.2 の価格が書かれています。

●Pricing | OpenAI API
 https://platform.openai.com/docs/pricing

2025-12-12_12-46-24.jpg

各関連するモデルの価格については、冒頭に掲載した「GPT-5.2 が登場」のページ内の記載(以下の表)が見やすそうでした。

2025-12-12_13-06-19.jpg

モデル名の情報など

以下、ChatGPT内でのモデル名と API でのモデル名(※ コード内で指定するモデル名と少し違った、呼び名という感じのもの)が書かれていたものの抜粋です。
※ 冒頭に掲載した「GPT-5.2 が登場」のページ内の記載より

2025-12-12_13-01-36.jpg

また、コード内で指定するモデル名や、一部パラメータに関する説明もあったので、以下に抜粋して掲載します。

API プラットフォームでは、本日より GPT‑5.2 Thinking を Responses API および Chat Completions API で gpt-5.2 として利用できます。また、GPT‑5.2 Instant は gpt-5.2-chat-latest として、GPT‑5.2 Pro は Responses API で gpt-5.2-pro として提供されます。開発者は、GPT‑5.2 Pro で推論パラメーターを設定できるようになりました。また、GPT‑5.2 Pro と GPT‑5.2 Thinking の両方が、品質が最優先となるタスク向けに、5つ目の推論設定「xhigh」に新たに対応しています。

ここで出てきている「xhigh」は、gpt-5.1-codex-max と gpt-5.2系で指定できるパラメータのようです。
(公式の gpt-5.2-pro のモデル情報のページでは、これに関する内容で「GPT-5.2 pro supports reasoning.effort: medium, high, xhigh」という記載もあったりしました)

API を試す

それでは、API に関する公式情報を少し見てから、API のお試しへと進みます。

公式ドキュメントのページ

API に関する公式ドキュメントの最新モデルのページを見てみます。現時点では、GPT-5.2 の説明が冒頭に書かれています(この前は同じ URL のページは
、GPT-5.1 の説明から始まっている内容でした)。

●Using GPT-5.2 | OpenAI API
 https://platform.openai.com/docs/guides/latest-model

2025-12-12_12-51-38.jpg

シンプルなコードの例(モデル指定は gpt-5.1 になっているもの)が、以下の部分で掲載されていました。

2025-12-12_20-56-42.jpg

上記の例を書き換えた以下の内容で試してみます(この例だと xhigh は不要だとも思いましたが、せっかくなので試してみました)。

import OpenAI from "openai";
const openai = new OpenAI();

const result = await openai.responses.create({
  model: "gpt-5.2",
  input: "空はなぜ青い?6歳に分かる説明をして",
  reasoning: { effort: "xhigh" },
});

console.log(result.output_text);

公式パッケージをインストールして、環境変数に APIキーを設定し、上記を実行してみました。少し待ち時間があった後、以下のレスポンスを得ることができました。

2025-12-12_21-01-37.jpg

念のため、サーバー側の API のログを確認したところ、GPT-5.2 を xhigh指定で使えていることが確認できました。

2025-12-12_21-03-11.jpg

その他

以下、その他のメモ的な情報です。

「Compact a response」について

以下は、Responses API のページでの、Compact a response という内容に関する部分です。

●Responses | OpenAI API Reference
 https://platform.openai.com/docs/api-reference/responses/compact

2025-12-12_13-04-01.jpg

どうやら、トークン上限が近い長い会話になったときに履歴自体は切り捨てつつ、そのかわりになる「モデルが読める形で履歴を要約した情報」を作るもののようです。

これと、上で登場した xhigh の設定について、ざっくりとした説明が、「New features in GPT-5.2」の部分で書かれていたりします。

image.png

GPT-5.2 を使ったコーディングの事例 3つ

ChatGPT用という感じのプロンプトの記載になっているものですが、GPT-5.2 を使ったコーディングの事例 3つが公式のページに出ていたのでメモしてみます。以下に、そこで書かれていたプロンプトなどを掲載してみます。

海の波シミュレーション

2025-12-12_12-55-47.jpg

プロンプト:以下の要件を満たすシングルページアプリを1つの HTML ファイルで作成してください。
- 名前:Ocean Wave Simulation
- 目標:リアルな波のアニメーションを表示すること。
- 機能:風速、波の高さ、光の設定の変更。
- UI は落ち着いていて、リアルであること。

ホリデーカード作成ツール

2025-12-12_12-58-35.jpg

プロンプト:温かみがあり楽しいホリデーカードを表現するシングルページアプリを、1つの HTML ファイルで作成してください。カードはインタラクティブで、子どもたちが楽しめるものにしてください。
- 子どもが UI に配置できるさまざまなアイテムを用意し、いくつかは最初から配置されているようにしてください。
- 楽しいサウンドインタラクションを追加してください。
- かわいい・楽しい要素をできるだけ多く配置してください。
- 雪が舞い落ちるようなアニメーションをうまく活用してください。

落ち物系タイピングゲーム

2025-12-12_12-59-34.jpg

プロンプト:以下の要件を満たすシングルページアプリを1つの HTML ファイルで作成してください。
- 名前:Typing Rain
- 目標:落ちてくる単語が下に到達する前にタイプすること。
- 機能:難易度上昇、正確性トラッカー、スコア。
- UI は都市背景で、雨粒のように単語が落ちてくるアニメーションを使用してください。

GPT-5.1-Codex-Max の API

上で書いた xhigh に関する説明の中に、GPT-5.1-Codex-Max の API に関係していそうな話が出ていました。11月後半に Codex で GPT-5.1-Codex-Max が使えるようになったタイミングでは、API は同時リリースとなっていなかったように思いますが、12/5 に API で使えるようになったようです。

 

1
1
0

Register as a new user and use Qiita more conveniently

  1. You get articles that match your needs
  2. You can efficiently read back useful information
  3. You can use dark theme
What you can do with signing up
1
1

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?