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VS Code と拡張機能を使って Pythonノートブックの「marimo」を試してみる【Python】

Last updated at Posted at 2025-12-17

(この記事は Python Advent Calendar 2025 の記事です)

はじめに

この記事は、VS Code と拡張機能を使って「marimo」を試したという話です。

●marimo | a next-generation Python notebook
 https://marimo.io/

2025-12-17_00-21-28.jpg

marimo を知ったタイミングなど

おそらく、初めて見かけたのは以下のタイミングくらいで、それから気になりつつも試せてない状況でした。

上記を見かけた後も半年前くらいに以下などを見かけたりして、直近でもアドベントカレンダーの記事で見かけて、という流れもあったりなど。

●AI-FriendlyなNotebookを作ろう。次世代のNotebook環境について
 https://zenn.dev/mkj/articles/7c6f38e1b70594

今回試すもの

今回は、上記のスライド・記事でも出てきていた marimo の VS Code拡張機能を組み合わせて試してみます。

●marimo - Visual Studio Marketplace
 https://marketplace.visualstudio.com/items?itemName=marimo-team.vscode-marimo

2025-12-16_23-09-24.jpg

実際に試してみる

拡張機能のインストール

VS Code で marimo の拡張機能をインストールします。

仮想環境の作成など

次に VS Code上のターミナルで、仮想環境を準備します。仮想環境を作りたいフォルダで、以下を実行します。

python -m venv .venv 

その後、VS Code のコマンドパレットを開き、以下でインタープリターを選択します。この後に表示される一覧から、「(.venv)」という内容を含むものを選びます。

2025-12-16_23-27-18.jpg

そして VS Code のターミナルを開き直して、行の先頭が「(.venv) %」などといったように「行の先頭に (.venv) がついた状態」になっていることを確認します。これで仮想環境での作業が行える状態になりました。

marimo のインストールとファイルの作成

次に仮想環境で以下のコマンドを実行し、marimo をインストールします。

pip install marimo

そして VS Code のコマンドパレットを開き、以下を実行して .pyファイルを新規に作ります。

2025-12-16_23-34-46.jpg

上部の .pyファイルの表示を見ると、以下のようになっていました。

2025-12-16_23-38-31.jpg

実行用のボタンなどが表示されています。

動作テスト

最後に動作テストです。2つの内容を試してみます。

コードを準備して実行する【1つ目】

まずは以下のコードを書いて、画面上部の「すべてを実行」で処理を実行してみました(office_characters の部分は、中の個数を減らしています)。

●Table - marimo
 https://docs.marimo.io/api/inputs/table/

import marimo as mo

table = mo.ui.table(data=office_characters, pagination=True)

mo.vstack([table, table.value])

office_characters = [
    {"first_name": "Michael", "last_name": "Scott"},
    {"first_name": "Jim", "last_name": "Halpert"},
    {"first_name": "Pam", "last_name": "Beesly"},
]

その後、実行カーネルの選択を行うための表示などが画面上部に出たので、marimo を選ぶなどして進めました。さらに以下の表示が出たので、Yes を選んで先へ進めました。

2025-12-16_23-51-27.jpg

実行結果【1つ目】

実行結果は以下のとおりで、表が出力されたことを確認できました。

2025-12-17_00-07-58.jpg

コードを準備して実行する【2つ目】

2つ目は以下です。

●Horizontal and vertical stacking - marimo
 https://docs.marimo.io/examples/outputs/stacks/

import marimo as mo

t = mo.ui.date()
n = mo.ui.slider(1, 10)

mo.hstack([t, n], justify="start")

mo.vstack([t, n])

実行結果【2つ目】

上記を実行して、スライダーと日付ピッカーの操作を試してみました。

スライダーと日付ピッカーが 2つのセルで使われているサンプルを試しましたが、片方を操作するともう一方にリアルタイムに動機されていました。

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