この度、業務で未経験のC#を使ってAPIを作る機会がありました。
色々調べながらの作業だったので、同じ様な境遇に合っている人に向けて、「自分の場合はこれでできたよ」っていう内容を書いておきます。少しでも解決の一助になればと思います。

#自分のスキル

VisualStudioってなに？
.NETってなに？
C#ってJavaみたいに書けるんでしょ？

っていうレベルの完全初心者です。なんとか作った今でもほとんど分かっていません。
間違っている箇所があれば修正しますので、ご指摘いただければ幸いです。

#環境

mac
Visual Studio Community 2019 for Mac
C#

#プロジェクトを作る

Visual Studioを立ち上げるとプロジェクトの雛形（テンプレート）を選択することになったので、「.NET Core > Webアプリケーション（モデルビューコントローラー）」を選びました。

3つ上にある「API」でもよかったのですが、作ったAPIをViewで表示したかったのでこれを選びました。

#リクエストで渡されてくるJSONをオブジェクトに格納する

#（例）リクエスで渡ってくるJSON

{
  "name": "なまえ　たろう",
  "email":  "taro@example.com",
  "favorites": [
    {
      "name": "ランニング",
      "detail": "走ります。"
    },
    {
      "name": "movie",
      "detail": "映画みます。"
    }
  ]
}

##コントローラの雛形

HomeController.cs

        public IActionResult Index()
        {
            return View();
        }

テンプレートを選択するとコントローラクラスが出来上がっているので、以下の様に追記していきます。

##POSTでJSONを受け取る

HomeController.cs

        [HttpPost]
        public IActionResult Index(RequestJson request)
        {
            return View();
        }

[HttpPost]を書くと、「/コントローラ名/メソッド名」というURLにPOST通信でリクエストが来た時に動くメソッドになります。
そして、引数のRequestJson requestは自分で作ったクラスです。こうすると、DI的な機能なのでしょうか？　.NETフレームワークが良い感じにJSONをこのクラスのメンバー変数に入れてくれます。よくわかってません。

他の言語でもいいので、何かしらのフレームワークを使った事がある人なら、なんとなく分かるのではないでしょうか。僕はSpring FrameworkやLaravelをちょっとかじっていたのですが、同じような感じですね。

##JSONを格納するクラス

RequestJson.cs

namespace sample.Objects
{
    [DataContract]
    public class RequestJson
    {
        [DataMember]
        public string name { get; set; }
        [DataMember]
        public string email { get; set; }
        [DataMember]
        public List<Favorite> favorites { get; set; }


        [DataContract]
        public class Favorite
        {
            [DataMember]
            public string name { get; set; }
            [DataMember]
            public string detail { get; set; }
        }
    }
}

渡ってくるJSONの形式に合わせてクラスを作成します。
ちなみに、JSONと変数を完全に合わせなくてもエラーにはなりませんでした。
JSONにはあるけれど、クラスには定義していないものは無視されます。（当たり前ですが、変数を定義していないので取得できない）

#JSONをレスポンスする

先ほどのメソッドに追記・変更

HomeController.cs

        [HttpPost]
        public IActionResult Index(RequestJson request)
        {
                //レスポンス生成
                ResponseJson response = new ResponseJson();
                response.code = 1;

                return Json(response);
        }

リクエストの受け取りと同じように、ResponseJsonというレスポンス用のクラスを定義して、それをJsonクラス（.NET標準で使えるクラスだと思われる）に入れてreturnするだけでJSON形式で返してくれました。ここら辺も他のフレームワークと同じ感じですね。

##レスポンスJSON用のクラス

ResponseJson.cs

namespace sample.Objects
{
    [DataContract]
    public class ResponseJson
    {
        [DataMember]
        public int code { get; set; }
        [DataMember]
        public string message { get; set; }
    }
}

ここでは書いていませんが、リクエスト時と同様に、定義してやれば配列やネスとしたオブジェクトもちゃんとJSON形式に変換してくれます。

#参考
色々と参考にさせて頂いたサイトがあるのですが、見過ぎて覚えていません。。
ほんの一部ではありますが列挙いたします。