はじめに
こんにちは、すずきと申します。
2025 Japan AWS Jr. Champions として活動してきましたが、2026年5月31日をもって任期が満了となります。
本記事では、1年間を振り返り、選出をきっかけに私自身どのような活動を行ってきたか振り返ろうと思います。
「Jr. Champion に興味はあるけど応募を迷っている」という方の参考になれば幸いです。
1. Japan AWS Jr. Champions とは
AWS Partner Network (APN) 参加企業に所属する社会人1〜3年目の若手エンジニアを対象とした、日本独自の表彰プログラムです。
AWS を積極的に学び、自らアクションを起こし、周囲に影響を与えているエンジニアが選出されます。任期は1年で、複数年の選出はありません。
応募のきっかけ
応募のきっかけは、社内に初代 Japan AWS Jr. Champions(2024年選出)の先輩がいたことです。案件のPMや後輩育成など、エンジニアとして社内で存在感を発揮されている姿を間近で見て、新卒1年目ながら「自分もそういうエンジニアになりたい」という気持ちが芽生え、応募を決意しました。
2. 1年間を数字で振り返る
まず、数字で1年間を振り返ってみます。
私の場合は、Jr. Champions に選出されたことで、社外でのアウトプットや活動に対するモチベーションが大きく上がりました。選出前と比べると、その変化が数字にも表れています。
| 項目 | 選出前 | 選出後(任期中) |
|---|---|---|
| Qiita 記事投稿数 | 2 本 | 16 本 |
| 外部登壇・LT 回数 | 1 回 | 15回 |
| 有志イベント参加回数 | 0 回 | 70回以上 |
| X(旧Twitter)フォロワー数 | - (選出のタイミングで開始) | 約220名 |
3. 公式プログラムの活動
公式 Meetup への参加
毎月、AWS さんが LT 会やハンズオンなどのイベントを企画してくださいました。
AWS DeepRacer を使ったレース大会で楽しみながら機械学習に触れたり、Amazon Bedrock AgentCore のハンズオンで最新の AI技術を体験したりと、幅広いテーマで学べる機会をいただきました。
Meetup を通じて同期の Jr. Champions と交流する機会も増え、それぞれの技術力や発信力に刺激を受けながらも、「自分の強みはなんだろう?」と見つめ直すきっかけにもなりました。
有志コミュニティへの参加・運営
Jr. Champions の同期が中心となり、50 を超えるコミュニティが有志で立ち上がりました。
LT 大会・ハンズオン・他コミュニティとのコラボ企画など、内容も多岐にわたります。
私はそのうち 17 企画に参加し、4 企画の運営、1 企画を共同主催しました。
共同主催した企画は、Jr. Champions の同期であり会社の同期でもある廣田さん(@hirota_kodai)と立ち上げた 「Amazon Connect コンタクトセンターハンズオン」 です。
Jr. Champions同期から「興味はあるけど触ったことがない」という声が多かった Amazon Connect を、せっかくなら体験してもらいたいという思いから企画しました。
Amazon Connect の概要・インスタンス作成・受架電体験から始まり、IaC による環境構築、Amazon Lex、AWS Lambda 連携による自動化設計まで、複数回にわたってステップアップできる構成で実施しました。
計 3 回開催し、延べ 20 名以上の方に参加いただきました。
ニッチなサービスの体験の入口を少しでも提供できていたら幸いです。
なお、この企画ではさらに、次期Jr. Champions 志望者が現役 Jr. Champion に直接相談できる「お悩み相談コンタクトセンター」を構築・運用するところまで計画していましたが、任期中に実現することができませんでした。この1点だけは心残りです。
4. Jr. Champion 選出後に挑戦したこと
選出後は、公式プログラムの活動に加えて、個人としての挑戦の幅も広がっていきました。
4-1. JAWS-UG への参加・運営
Jr. Champions 選出後、JAWS-UG のイベントへの参加・登壇に挑戦しはじめました。
その後 JAWS-UG 彩の国埼玉支部 の運営メンバーにも加わり、参加するだけでなく、コミュニティを「作る側」としても関わりはじめています。
4-2. Qiita でのアウトプット
選出後、アウトプットの習慣化を意識して Qiita への投稿を本格化しました。
Jr. Champion としての活動自体が、アウトプットのモチベーションに繋がり、選出前は 2 本だった記事数が、任期中に 16 本まで増えました。
4-3. 業務を通じた対外発信・登壇
Jr. Champion として社内でも認知されるようになり、業務を通じた対外活動の機会をいただきました。
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2027 年新卒向け 1day インターン(2025年8月・9月):
コンタクトセンター業界の課題解決を題材に、AWS を活用した実践的なプログラムの講師として参加しました。文系・開発未経験の学生にも実務ベースの開発を体験してもらえるように取り組みました。
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Amazon Connect × 生成AI セミナー(2025年9月):
Amazon Connect を使ったコンタクトセンターのハンズオン講師を担当しました。参加者に実際に操作いただきながら、生成 AI 活用による次世代 CX の実現方法を体験いただきました。
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地方自治情報化推進フェア 2025(2025年10月):
幕張メッセでの展示イベントで、Amazon Connect と Amazon Q in Connect を活用した「AI 電話窓口」について登壇しました。
4-4. 大学 OB 研究会の立ち上げ・参加
修了した大学院でOB研究会を立ち上げました。他社エンジニアと連名での論文執筆・学会発表に取り組んでおり、異なるバックグラウンドを持つエンジニアとの横のつながりを育む場になっています。
5. 振り返って思うこと
社外へ目が向くようになった
公式 Meetup への参加で触れた通り、同期の Jr. Champions の技術力や発信力に圧倒され、「自分にもできることがあるのでは」という気持ちが芽生えました。
それまで社内でこなすことに精一杯だった自分が、4. Jr. Champion 選出後に挑戦したことで記したような社外活動へと一歩を踏み出せたのは、間違いなく同期の存在が大きかったです。
「Amazon Connect 屋さん」として認知され始めた
業務経験を通じて培った Amazon Connect の知見を自分の強みと捉え、有志勉強会での登壇を中心に発信し続けてきました。その結果、他の方から「アマコネといえば鈴木」と言っていただけるようになりました。
自分で名乗るより、誰かから言っていただく方が何倍も嬉しいものだと気づきました。
ニッチなサービスをひたすら触り続けてきたことが、少しずつ形になってきた気がしています。
AWS Community Builders(AI Engineering)に選出いただいた
こうした1年間のアウトプット・コミュニティ活動が評価され、2026年には AWS Community Builders(AI Engineering) にも選出いただきました。
「続けてきてよかった」と心から思えた瞬間でした。
後輩が Jr. Champions を目指すようになった
そして、個人的に一番嬉しかった出来事。自分が Jr. Champions として活動する姿を見ていた社内の後輩が、「自分も目指したい」と言って活動をはじめてくれました。
かつて先輩の姿に背中を押してもらった自分が、今度は誰かの背中を押す側になれたような気がして、この1年で一番報われた瞬間でした。
これから Jr. Champions を目指す方へ
選出される前の自分は、新卒一年目ということもあり、社外に踏み出すことをためらっていました。そんな自分が変わるきっかけになったのが、Jr. Champions への挑戦でした。
同期の Jr. Champions を見ると、選出前から積極的に社外活動をこなしているメンバーが多く、正直圧倒されました。
それでも Jr. Champion に選出され、活動してきた経験から思うのは、どんなスタートラインであっても Jr. Champions を目標にすることには意味があるということです。
個人的には目指す過程そのものが、技術のインプット・アウトプットに向き合うきっかけとなると思っています。
ただ、目的にしてしまうのは少し違うかなとも感じています。選ばれることがゴールになると、選ばれた後に動けなくなってしまうのではないかと思います。
個人的には、「得意・好きな領域で活動していたら、気づいたら選ばれていた」というのが理想なのかなと思います。
さいごに
振り返ると、この1年は本当に得るものが多かったと感じています。
技術面では、Amazon Connect を軸にしながら、生成 AI や IaC など周辺領域へと学びが広がりました。人とのつながりという意味では、同期の Jr. Champions、JAWS-UG のコミュニティ、業務を通じて出会った方々など、1年前には想像もしていなかった縁が生まれました。そして何より、社外に踏み出すことをためらっていた自分が、いつのまにか登壇や発信を「楽しい」と思えるようになっていたことが、一番大きな変化だったかもしれません。
同期の Jr. Champions、先輩方、AWS Japan の運営の皆さん、JAWS-UG をはじめコミュニティで関わってくださったすべての方、そして活動を応援してくれた会社の皆様に、改めて感謝申し上げます。
皆様がいなければ、この1年はまったく違うものになっていたと思います。
任期は終わりますが、これからも Amazon Connect を軸にしながら、AI 領域など新しい分野への発信も続けていきます。
1年間ありがとうございました!!
宣伝
Jr. Champions としての任期中、最後のイベントとして JAWS-UG 彩の国埼玉支部 #8(1周年記念) の運営に携わっています。
2026年5月30日(土)開催予定です。ぜひ遊びに来てください!


