■ 前置き
Zoomでは2種類のSDKプラットフォームが用意されています。- VideoSDK: Zoomで提供する映像音声処理のコンポーネントのみをUI/UXを含まないままパッケージ化
- MeetingSDK: 通常のZoomミーティング、ウェビナーで利用されるUI/UXを含む各種機能をパッケージ化
VideoSDKで実現できる映像音声通話は個別の通信としての扱いになるため通常のZoomミーティングやウェビナーとは互換性がありません。そのため、VideoSDKで生成された通話識別子(Session Name)へは通常のZoomクライアント及びMeetingSDKからは参加接続できないものとなります。
ただし、VideoSDKでは通常のZoomサービスでご利用いただける高品質な通話を独自のUI/UXで構築いただけるメリットがあります。
■ VideoSDKのアカウント取得と事前準備について
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「https://explore.zoom.us/docs/en-us/video-sdk.html」開き「Buy Now」から登録を進めます。
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登録したメールアドレスを使って「https://zoom.us/」からサインインします。
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正しくサインインできればWeb管理画面から確認できる各種メニューを確認できます。
続いてSDKを利用するために「App Marketplace」(アプリマーケットプレイス)に遷移します。
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「App Name」、「Name」、「Email address」を入力します。
*登録されたVideoSDKに関わる重要な周知事項が発生した際にはZoomから「Email address」へ通知されますので必ず存在する値を入力ください。
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画面をスクロールダウンすると「Download」項目が現れます。各OS、SDKのバージョンごとに「Download」ボタンからサンプルの取得ができます。
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Key/Secretを確認できたところで準備完了です。
SDK Key / SDK Secret : SDKの起動や通話接続を確立するために必要です。
API Key / API Secret : インフラ側へのAPIリクエストの際の認証トークンを生成する際に必要です。
■ VideoSDKの実装について
VideoSDKの実装に関しての手順、注意事項については「https://marketplace.zoom.us/docs/sdk/video/introduction」で開示されています。VideoSDKのアップデート情報は「https://marketplace.zoom.us/docs/guides/stay-up-to-date/changelog」で確認できます。