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【OpenRPAの集中管理サーバー】「OpenFlow」をセットアップしてみる

Last updated at Posted at 2020-07-03

Qiitaの記事で、「OpenRPA」というオープンソースのソフトウェアがあることを知りました。

公式を見ると、「OpenFlow」というソフトウェアを導入することにより、集中管理も対応しているとのことでした。
日本語の情報は全く見つからなかったので、セットアップだけでもまとめてみよう!ということでの記事です。

OpenFlowとは

OpenFlowは、OpenRPAの集中管理を行うためのソフトウェアです。
UiPathでいうところのOrchestrator、WinActorでいうところのWinDirectorのようなものですね。
(正直いうとインストールしただけで全然触ってないので、何ができるか把握してない)
今後、OpenRPA絡みの記事増やしていけたらいいなと思っています。

ちなみに、ネットワーク絡みで同名の技術がありますが、関係ありません。

まずはOpenRPAのセットアップ

【まるでUiPathのオープンソース版!?】OpenRPAをセットアップしてみる

この記事に従ってインストールしてみましょう。
最新のバージョンだと微妙に画面が違いましたが、特に困ることなく進めるかと思います。

スタンドアロン(オフライン)で使いたい場合

初回起動時に、demo1.openrpa.dk への登録画面が開きます。
最初にOpenRPAを触ったとき、「え?これインターネットに接続してないと使えないの??」と思ったのですが、よーく調べてみるとオフラインでも使えました。

OpenRPAの初期インストール状態では、デモ環境(demo1.openrpa.dk)に接続するようになっています。
スタンドアロン(オフライン)で使う場合は、以下のファイルを編集してください。

C:\Users\自分のユーザー\Documents\OpenRPA\settings.json
{
  "wsurl": "",  // wsurlを空白にするとスタンドアロンモード
  // 以下略
}

【注意】OpenRPAがsettings.jsonを勝手に書き換えるので、settings.jsonを修正するときは、OpenRPAを終了させてから修正してください。

OpenFlowのセットアップ

GitHubに上がってるReadmeを参考にやっていきます。
Dockerを使うQuick startと、自分でビルドするDeveloper setupがありますが、今回はDockerを使ったQuick startでやります。

前提

DockerとDocker Composeを使える状態にしておいてください。

私はDocker for Windowsでやっています。
Docker触ったことないよ!という方は、以下の記事などが参考になるかと思います。

インストール

docker-compose.ymlが以下にあるのでダウンロードしてきます。
https://github.com/open-rpa/openflow/blob/master/docker-compose.yml

あとはコマンドプロンプトから

docker-compose up -d

で。

OpenRPAの設定

前述したsettings.jsonを編集します。

C:\Users\自分のユーザー\Documents\OpenRPA\settings.json
{
  "wsurl": "ws://localhost.openrpa.dk",
  // 以下略
}

localhost.openrpa.dkはDNSに登録されていて、127.0.0.1が返ってきます。

また、プロトコル部分はws://にしてください。(デフォルトだとwss:// になっているかと思います。)
wss://は、https(ポート443)なのですが、公開されているdocker-composeだと443が開いていないので、ws://(ポート80)で始めるように修正してください。
私はこれで1時間くらいハマってました・・・。

OpenRPA起動!

こんな登録画面が出てくると思います。

image.png

ここで、emailpasswordを入力してSIGNINを押すと、自動的にadmin権限を持つユーザーとして作成され、OpenRPAが起動します。

image.png

ステータスバーに、接続先とユーザー名が出ますね。
これで、自分で立ち上げたOpenFlowに接続された状態になりました。

おわりに

はい。セットアップしただけで終了です。
ドキュメント類が全くなかったので、ここまでやるだけでもそこそこ時間がかかりました。
今後、OpenFlowで何ができるのか調べてみたいと思います。

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