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IoT機器とIFTTTとSlackで仕事環境の改善してみた (Photocreate Advent Calendar 2日目 )

Last updated at Posted at 2018-12-01

フォトクリエイト カスタマーバリュー開発部長の @yoshiokahideki です。
この記事は Photocreate Advent Calendar 2018 の 2日目 の記事です。

はじめに

IoT機器・IFTTT・slackを連携させて環境改善をやってみたのでまとめてみます。

今ある課題について

私の部署では、ECサイトの管理や社内業務システムの管理を行っているため、ほとんどの人がデスクワーク中心。
そうなってくると、気分をリフレッシュしたり、集中力を切らさないようにして、生産性を維持することが重要になってきます。
特に、お昼を過ぎると頭がクラクラしたり、集中力が続かなかったりといった状況が多く、メンバーからも、同様の声が上がっている状況でした。
また、冬になると空気が乾燥し、一人風邪を引くとあっと言う間にパンデミックに!

これらを改善するために総務に改善の要望を出したり、気になったら窓を開けたり、サーキュレーターを導入したりといろんなことをやってみましたが、なかなか解決できません。
特に目に見えない・個人差がある・個人差があるので人を動かしにくいなど、対応策に苦慮している状況でした。

突然ですがCESに行ってきました

今年の初めにラスベガスで開催されたCES(Consumer Electronics Show)に、会社の人達と行ってきました。
これは当社で行っている情報収集の一環で、海外の最新情報に直接触れることで、情報のキャッチアップと実際に体感しリアルな経験をアイデアにつなげることを目的としています。
CESに行ってIoT関連のツール・情報にふれた際、IoT製品の数・種類の多さ、導入の容易さ、IFTTT等の連携サービスで他WEBツールと連携ができ、実は自分が日本で感じていたよりも導入が容易なんだなということがわかりました。(その他いろんな面白いものにふれたけど今回は割愛)
IMG_4278.png
ただし、この時は、「思ったよりも身近なんだな」「試しに家で導入してみっか」くらいの温度感でした。

最初はIoT機器とプログラムを連携しようと考えていた

まず環境情報を取得するツールが必要ですが、CESでも見かけたプロダクト「netatmo ウェザーステーション」に決定。温度・二酸化炭素・湿度を中心に環境データが計測でき、値段も1万円前後とかなりお手軽なのでとっかかりとしては十分。
さらに言うと、netatmoからslackに通知できると非常に便利だなと思い、実現方法を調べていると「netatmo→プログラムで情報を取得→slackに通知」ができることを発見。
が、しかし、他にも重要な案件が動いているこの状況で、貴重なリソースを割くべきなのか?他にもっと良い方法があるのでは?という迷いがでてきます。

なにはともあれnetatmo導入

悩んでても状況は改善されないので、早速netatmoを導入。
どれくらいがCO2濃度が高い状態なのかネットで検索してみたところ、どうも1000ppm超えると高い状態らしい。。
ふむふむなるほどということで、早速netatmoを設置して計測してみると驚きの結果が!!
image_from_ios.png
二酸化炭素高すぎやろ!!!2000ppm到達(白目)
見える化って大事ですね~。
(当社が入っているビルでは定期的に二酸化炭素濃度検査を行っているのですが、時間帯によって濃度が違うこともわかりました)
これはみんなに共有しなければということで早速slackに投下。

Slackにnetatmoアプリで見れる二酸化炭素量の推移グラフを投下したらありがたいご意見が!
pic1.png

ここの話とCESで見たIFTTTで様々なものと連携ができることを思い出し早速やってみることに。

連携にIFTTTを使ってみた

Google先生で調べながら登録すると、あっという間に完成!

  • IFTTTとnetatmoのサイトでユーザー登録。
  • IFTTTでnetatmoのアプレットを呼び出して連携。
  • 下記の条件でアプレットを作成。
    • CO2が●●●ppm以下になったら、Slackのチャンネルに「窓閉めろ」メッセージ通知
    • CO2が●●●ppm以上になったら、Slackのチャンネルに「窓開けろ」メッセージ通知
    • 湿度が●●%より下がったら、Slackのチャンネルに「加湿器いれて」メッセージ通知
    • 湿度が●●%を超えたら、Slackのチャンネルに「快適湿度」メッセージ通知

実際に運用してみたところ、通知のわかりやすさと具体的な状態がわかることで、メンバーも空気の入れ替えや加湿を行ってくれるようになりました。しかも自動!
pic2.png
今回の取り組みが良い結果に結びついたことで、同じフロアの別部署にも通知を送ることでさらに効果を上げることができました。

まとめ

IFTTT・IoT機器・Slackを連携させることで、エンジニアの手を煩わせずとも、自動で動く、働く環境改善の仕組みを作ることができました。
新しい情報を知ることで、新しいアイデアが生まれ、新しい情報を体感することで、情報を知るだけでは出てこない、自分の中でのリアルさ=実現可能性が高まり新しいチャレンジに繋げることができると思います。
今後は他のサービスやスマートスピーカーなんかも加え、さらに面白い改善ができるようにしていきたいと思います。

明日は

明日の記事は @tetsunosukeito さんが 技術者の一次面接で聞いていること です。

フォトクリエイトでは、自分達で働く環境を作っていきたい方からのご応募をお待ちしております

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