2
3

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?

More than 3 years have passed since last update.

Datadogで監視しているCloudWatchの監視メトリクスの遅延問題が解決!!! CloudWatch Metric Streams の機能が追加されました~!

Last updated at Posted at 2021-04-01

概要

CloudWatch Metric Streams

  • CloudWatch Metric Streamsとは、CloudWatch MetricのデータをKinesis Data Firehoseに流し込むことができる機能です。

スクリーンショット 2021-04-01 12.07.36.png

  • これにより、CloudWatchのメトリクスデータを、DatadogのようなSaaSより参照した場合、CloudWatchと同程度の遅延で参照できます。

  • 今までは、定期的にAPIでポーリングするしかなかった為、メトリクスによっては5〜10分程度の遅延が発生していました。

スクリーンショット 2021-04-01 12.41.52.png

上記の図引用元

使ってみた

下記の2つのパターンを試してみました。

  • S3にストリーミング送信する方法
  • Datadogへストリーミング送信する方法

S3にストリーミング送信する方法

  • 今回は、CloudWatch Metric Streamsを使用し、CloudWatch MetricのデータをDatadogから参照した際に遅延がどうなるかを見てみたいと思います。

メトリクスストリームの作成

  • ストリーミングするメトリクスは、今回はすべてのメトリクスにしました。
  • ストリーミングするメトリクスを選択できるということは、これつまり、送信するメトリクスはCloudWatchのネームスペース単位でフィルタがかけられるので、不要なメトリックまで送信しなくていいことになります。

スクリーンショット 2021-04-01 12.13.35.png

設定

  • 今回は、設定をS3のクイックセットアップにしました。

スクリーンショット 2021-04-01 12.16.19.png

  • 出力形式も選択できるようで、OpenTelemetry Metricフォーマット もしくはJSONフォーマットから選択できるようです。
  • デフォルトの設定はJSONフォーマットになっているので、これもこのままにしておきます。

スクリーンショット 2021-04-01 12.17.29.png

  • 設定が終わると、Metric Streamsに先ほど作成したメトリクスストリームが出てきました。

スクリーンショット 2021-04-01 12.19.48.png

Datadogへストリーミング送信する方法

  • integrations画面より、AWSを選択すると下記のような選択画面が出てきます。
  • Automatically Using CloudFormationで設定していきます。

スクリーンショット 2021-04-01 12.47.15.png

1: Automatically Using CloudFormationを押すとスタックの作成に移動するので、マニュアルを見ながら設定していきます。

スクリーンショット 2021-04-01 12.55.13.png

  • 必要なパラメータを入れていきます。
  • ApiKey: DatadogAPIキーを追加します。
  • DdSite: Datadogサイトを選択します。ドキュメントを見るとdatadoghq.comになっているので、こちらはそのままにしておきます。
  • リージョン: メトリックストリーミング用に設定するリージョンのコンマ区切りのリストを設定できます。

[オプションのパラメータ]

  • FilterMethod: メトリックストリーミングに含める名前空間のリストを含めるか除外できます。
  • 1番目/ 2番目/ 3番目の名前空間: 含めるまたは除外する名前空間を指定できます。

その後、「AWSCloudFormationがカスタム名でIAMリソースを作成する可能性があることを認めます」という確認ボックスをオンにし、[スタックの作成]をクリックします。

スクリーンショット 2021-04-01 13.01.30.png

  • 作成が完了されると下記のようにスタックは完了しています。
    スクリーンショット 2021-04-01 14.00.25.png

  • メトリックストリームに1つ作成されました。
    スクリーンショット 2021-04-01 14.01.02.png

  • Datadog側では、接続ができると下記のように表示されます。

スクリーンショット 2021-04-01 14.26.47.png

検証

  • 今回は、DynamoDBにscanで負荷をかけread capacity unitがどうなるかを検証してきます。

結果

  • 結果としては、本当に遅延時間がほぼなくなり、CloudWatchで検出したタイミングでDatadog側でも参照することができました。

CloudWatch側の画面

スクリーンショット 2021-04-01 14.08.01.png

Datadog側の画面

スクリーンショット 2021-04-01 14.07.35.png

参考記事

2
3
0

Register as a new user and use Qiita more conveniently

  1. You get articles that match your needs
  2. You can efficiently read back useful information
  3. You can use dark theme
What you can do with signing up
2
3

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?