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ローカルのWSL(WSL1/WSL2)にTeraTermのショートカットからパスワードなしで接続する

Last updated at Posted at 2019-07-07

(WSLをバージョンアップして確認できましたので、修正しました。)

  • WSL1, WSL2ともにUbuntu20.04 (20.04.3)
  • TeraTerm 4.106

で確認済です。

下記に記載している、パスワードなし・公開鍵使用のsshログインは、
ログイン元の秘密鍵のセキュリティ保持が大前提
です。それができない人は使わないこと。

やっていることの全体像

  • WSLに(この例ではRSAの)公開鍵・秘密鍵をインストール
  • localhostにパスワードなし・公開鍵使用でsshログインできる環境をセットアップ
  • その秘密鍵をTeraTermのsshログインに使用

準備 - WSLでのsshログイン確認

WSLで、

  1. sshのインストール
  2. RSAの公開鍵・秘密鍵のインストール
  3. localhostにRSAの公開鍵をコピー
$ ssh-copy-id -i ~/.ssh/id_rsa.pub localhost

上記を実施すれば、Ubuntuアイコンのターミナルで、

$ ssh localhost

が、パスワードなしでログインできることを確認しておく

TeraTermでのログイン確認

次に、teratermを立ち上げて、下記の手順でWSLにログインできることを確認する

  1. 「新しい接続」ウィンドウで、
  • TCP/IPを選択
  • ホスト:localhostを入力
  • サービス:SSHを選択
  • SSHバージョン:SSH2を選択
  1. 「SSH認証」ウィンドウで、
  • ユーザー名:WSLのログインユーザー(WSLインストール時に指定したもの)
  • パスワード:空欄のまま
  • RSA/DSA/ECDSA/ED25519鍵を使うを選択
  • 秘密鍵ボタンを押して、「公開鍵・秘密鍵のインストール」でインストールした(RSAの)秘密鍵を指定
WSL1 (Ubuntu16.04)の場合の秘密鍵の指定
(Windowsのホームディレクトリ)\AppData\Local\Packages\CanonicalGroupLimited.Ubuntu16.04onWindows_79rhkp1fndgsc\LocalState\rootfs\home\[username]\.ssh\id_rsa
WSL2 (Ubuntu18.04)の場合の秘密鍵の指定
\\wsl$\Ubuntu-18.04\home\[username]\.ssh\id_rsa

(ここで[username]はWSLのログインユーザー名)

TeraTermのショートカット作成

TeraTermのショートカットを作成し、右クリックして出てくるプロパティウィンドウで

  • ショートカットタブを選択
  • リンク先を下記に変更
WSL1 (Ubuntu16.04)の場合
"%ProgramFiles(x86)%\teraterm\ttermpro.exe" [username]@localhost /auth=publickey /keyfile=%USERPROFILE%\AppData\Local\Packages\CanonicalGroupLimited.Ubuntu16.04onWindows_79rhkp1fndgsc\LocalState\rootfs\home\[username]\.ssh\id_rsa
WSL2 (Ubuntu18.04)の場合
"%ProgramFiles(x86)%\teraterm\ttermpro.exe" [username]@localhost /auth=publickey /keyfile=\\wsl$\Ubuntu-18.04\home\[username]\.ssh\id_rsa

[username]はWSLのログインユーザー名)

このショートカットをダブルクリックすれば、WSLにログインできるはず

補足(蛇足)

同様の準備と手順で、localhostをリモートのsshサーバーのホスト名に変更すれば、
リモートのsshログインのショートカットになる

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