はじめに
こういう会話はもしかして全国共通なんでしょうか?
この時うちで発生していた課題は以下です。
・私は大学生で、ゲリラで夜ご飯を友達で食べることが多々ある。なので朝の時点で「いる」と言っても夕方5時ごろに「やっぱいらない」なんてことがザラにある。そして怒られる。
・たまにやっぱいらないということすら伝達し忘れることがある。そして怒られる。
・そもそも朝、母親とタイミングが合わず、言いそびれて毎回母親がLINEで夕飯の有無を聞くという工数が生じている
(母親がご飯を作ってくれるという贅沢な前提のもとですが)これはなんとかテクノロジーの力で解消できないかと思い作成を決意しました
作成したもの
先に完成物を載せると、こんな感じでLINEBotとランプを作りました。
1.LINEBot「〇〇夕飯bot」
〇〇には私の母親の名前が入っています。見た目は至ってシンプルで、
「いる」「いらない」「今日のご飯状況」「(母親のみ)ご飯作れない」
という4つのボタンがあります。
機能①【いる・いらない記録】
毎朝9時頃にBotが発火し、いるかいらないかを聞かれるので、子供たちは「いる」「いらない」ボタンを押します。
※これは途中でも変更可能で、やっぱいらないなど起こった場合はもう一度どちらかのボタンを押すのみです。
ボタンを押されたらDBに記録され、母親のLINEに通知がいくようになっています。
また、夕方4時~5時にかけて応答がないユーザーについてはリマインドが送られるようになっています。
機能②【今日のご飯状況を確認する】
これは後から、どっちがいるでいらないかを確認できるようになっている機能です。
意外にこれは自分も使っていて、兄がご飯いるかいらないかで夜家にいるかいないかがわかるので意外と便利です。
機能③【母親がご飯作れないを発信する】
今まで一方的に作ってもらってるを前提に機能を作っていましたが、もちろん母親にも都合はあるので逆に今日は家でご飯が用意できないというケースがあります。その時は「今日作れない」 ボタンを母親が押せば子供達に通知がいくようになっています。
2.ご飯のいるいらないを台所に知らせるランプ(Rasbperry Pi)
ただLINEbotを作るだけじゃ面白くないなと思い、たまたまラズパイが余っていたのでこれを使って視覚的にもご飯のいるいらないを伝えよう!とランプを作成しました.
用途としては、台所に置き、母親がLINEを見ずとも視覚的にご飯のいるいらないを把握できるようにするためです
実際に作成したもの
まじでシンプルなLチカ装置です。ただジャンパワイヤーと抵抗を繋げただけです
このLEDをpythonで制御していくという形です
動作仕様
①稼働時間
稼働時間は9:00~24:00です。その間でのいるいらない状況をリアルタイムで反映します。
②色の使い分け
兄と自分で色が分かれています。ちなみに青が私で、緑が兄です。
③ランプ
点滅→まだ回答していない
点灯→今日ご飯いる
無点灯→今日ご飯いらない
至ってシンプルで、機械に疎い母でもこれなら慣れてくれそうです
使用した技術
今回はデプロイとしてGAS、DBとしてsupabaseを使用しました。家庭内運用のため特にコストなどはかけたくなかったのでこの組み合わせが最強でした。
ハードウェアはRasbperry Pi 3 modelBを使用しました。(コーディングはssh接続で自PCから行いました)
LED制御にはpythonを使用し、ラズパイ内でバックグラウンド常時実行しています
作ってみて感想
思っていた以上にご飯いるいらないのやり取りがスムーズになりました。ボタンひとつでいるいらないが伝えられるようになるだけで精神的にも楽になりました(退職代行の気持ちがわかった
電子工作はしたことがなかったですが、ランプがついた時とてもテクノロジーを感じてワクワクしました
これからラズパイの可用性を高めてみるや、母親からのフィードバックをもとに機能追加していきたいです!