LoginSignup
30
27

More than 5 years have passed since last update.

複数のAWSアカウントの利用料金を代表1アカウントで支払う「Consolidated Billing」の設定方法

Posted at

はじめに

AWSアカウントを複数持っているが、支払いは代表して1アカウントで統一したいなんて需要があると思います。そんなときは Consolidated Billing を使ってみましょう。

どういう人向け?

  • 特定のシステムの「本番/ステージング用アカウント」「開発アカウント」「検証(Sandbox)アカウント」を代表アカウントで支払いたい
  • 自社のエンジニアに勉強のためにAWSアカウントを作らせているが、その料金は会社で払ってあげたい(が、コーポレートカードの情報などは渡したくない)

一家言

  • 本番アカウント/開発アカウント/検証アカウントをまとめる場合、いずれのアカウントもリソースが利用される前提であるため、どれかを代表アカウントにするのではなく、支払い専用のアカウント(EC2やRDSなどのリソースは使わない)を別途開設して管理するほうがよいでしょう。

設定方法

  • 親アカウント:まとめて支払いを行うアカウント
  • 子アカウント:親アカウントに支払いをしてもらうアカウント

1. 親アカウントでの設定

1-1. 親アカウントにログイン

  • 親アカウントで AWS Management Console にログインして Billing & Cost Management 画面を開く

1-2. Consolidated Billing にサインアップ

  • 左ペインから Consolidated Billing を選択し Sign up for Consolidated Billing ボタンを押下する
  • アカウントの確認処理が実行され、しばらくしてリロードすると、子アカウントへのリクエストが可能な状態に変わる

コンソリ01 copy.png

1-3. 子アカウントにリクエスト送信

  • 子アカウントのメールアドレスを入力して Send を押下する

コンソリ02 copy.png

  • 送信したリクエストがPending状態になっていることが確認できる

コンソリ03 copy.png

2. 子アカウントでの設定

2-1. リクエストの受入れ

  • 子アカウントのメールアドレスに、リクエストのメールが届くので、リンクを押下する

コンソリ04 copy.png

  • リンクから子アカウントにログインして Accept Request でリクエストを承認する

コンソリ05 copy.png

  • 承認すると、こんな表示になる

コンソリ06 copy.png

2-2. 親アカウントでの確認

  • 親アカウントで Pending だったリクエストが Linked に変わっていることを確認する

コンソリ07 copy.png

30
27
0

Register as a new user and use Qiita more conveniently

  1. You get articles that match your needs
  2. You can efficiently read back useful information
  3. You can use dark theme
What you can do with signing up
30
27