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Cordaで信用状取引のアプリケーションを動かしてみた 1

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#目次

  1. 概要
  2. 想定読者
  3. アプリケーション概要
  4. 推奨環境
  5. JDKのインストール
  6. ソースのダウンロード
  7. (Proxy設定)
  8. コンパイルと起動
  9. まとめ

#概要
ブロックチェーン/分散台帳(DLT)技術を実装したアプリケーションのサンプル
http://github.com/corda/letterofcredit
をWindowsでコンパイル/起動/試用してみました。


#想定読者
以下のような読者を想定します。

  • コード書けない。
  • 英語アレルギーはない。
  • ブロックチェーンの実用アプリケーションに興味がある。
  • 実際に動くアプリケーションを触ってみたい。
この記事を作成したのは、、、技術は詳しくないけれどブロックチェーンは知りたい。そういった方に試してもらいたいと思って作成しました。ブロックチェーンの適用対象はもはや仮想通貨だけではない。既存ビジネスのリプレースが始まっています。

#アプリケーションの概要
貿易金融というビジネスの中の、信用状取引を模したサンプルになっています。信用状取引については、
https://lab.pasona.co.jp/97/
とか
https://hunade.com/lc-nagare
を参考にしてください。


#推奨環境
以下の環境を用いてテストしています。

  • Windows7 Professional SP1 64bit
  • Core i7-6700
  • 8GB RAM
  • 特段の開発環境:無し

上記環境が必須ではないですが、基本的にメモリは8GB以上無いと動作しない可能性が高いです。


#JDKのインストール
https://qiita.com/ko2a/items/69fa8a5366d7449500ca
などを参照してJDKをインストールします。


#ソースのダウンロード
Letter Of Creditのプログラムソースはgithubからダウンロードします。
https://github.com/corda/LetterOfCredit


右側のClone or downloadを選択し、Download ZIPをクリックします。
github letterof credit.png


保存を選択します。
githubダウンロード画面.png


#( プロキシ設定 )

この部分は、会社の中でProxyサーバを経由しないとデータダウンロード等ができない方向けの設定です。詳しくはネットワーク管理者にご確認ください。個人で必要なことはほぼないです。

こちらにWindows環境ですぐ使えるファイルを用意しています。
https://github.com/sbir3japan/LetterOfCredit/raw/release/gradlew.bat
このファイルをダウンロードの上、解凍したフォルダへコピーしてください。
(上記ファイルは単純に改行コードを書き換えて、gradleのproxy設定コマンドのテンプレートを追加しただけです。意味が分かる方は作業の必要はありません。直接元ファイルを書き換えてください。)

プロキシ.png

上書きしたgradlew.bat(設定によってはgradlewと表示されています)を右クリック⇒編集をクリックしてください。
表示されたデータの4行目に、Proxyのデータを入力してください。(値はネットワーク管理者に聞いてください)

プロキシ3-3.png


#インストールと起動
解凍したソースコードをコンパイルして、起動させます。

##インストール
コマンドプロンプトを起動して、解凍したフォルダへ移動します。
(例えばYourAccountNameというアカウントのDesktopに回答した場合以下のようになります)

フォルダの移動
> cd C:¥User¥YourAccountName¥Desktop¥LetterOfCredit-release

コンパイルのコマンドを入力します(以下の通りです)

インストールコマンドの入力
> gradlew buildExecutableJar

コマンド入力後少し時間がかかりますが、下記のようなBUILD SUCCESSFULという文字が緑色で表示されれば成功です。
BUILD.png

##起動
起動コマンドを入力します(以下の通りです。)

起動コマンドの入力
> java -jar kotlin-source/build/libs/eloc-demo.jar

コマンド入力後、こちらも少し時間がかかります。
下記のようなメッセージが表示されれば起動成功です。

起動成功メッセージ
Start the demo by going to http://localhost:10014/web/loc/

画面上は以下のような表示をされます(一番最後の行に表示されています。)
cmdアドレス記載部分.png

##ブラウザからアクセス
起動成功メッセージを確認後、ブラウザを起動。アドレスバーに http://localhost:10014/web/loc/ と入力します。
上記リンクを押してもらっても大丈夫。正しく起動すれば、以下のような画面が表示されます。
Cordappの世界へようこそ!

成功画面.png

#まとめ
初心者でもCordaapの世界に触れられることを目標に説明してみました。
LC取引のデモはまた次回。
基本的にはどう動かしても壊れたりはしないので、適当に触ってみるのもありだと思います!

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