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OCIでコンピュートを作成

Last updated at Posted at 2022-05-27

インスタンスの作成

前回、インスタンス(サーバ)を置くネットワークまで構築したので今度はインスタンスを作成します。

IPアドレス取得

まず最初に、サーバに割当てる固定IPアドレスを取得します。
固定IPアドレスを利用しない場合、インスタンスを立ち上げるたびにIPアドレスが変わってしまうため、ドメインを扱う際に不便ですので固定IPを取得してサーバでそれを利用します。

OCIコンソールの左上の3本線からメニューを開き「ネットワーキング」の中の「予約済みパブリックIP」を選択します。
ip1.jpg
「パブリックIPアドレスの予約」をクリックします。
ip2.jpg
各項目に入力(選択)し、一番下の「パブリックIPアドレスの予約」を押下します。

項目
予約済みパブリックIPアドレス名 任意の名称
コンパートメント VCNを作成したコンパートメント(たぶんデフォルト)
IPアドレス・ソース Oracleを選択

ip3.jpg

固定IPアドレスが予約できました。
ip4.jpg
サーバを作成した時にこのIPアドレスを割当てます。

インスタンス作成

次にサーバ・インスタンスを作成していきます。
OCIコンソールの左上3本線から「コンピュート」を選び「インスタンス」を選択します。
sv1.jpg
「インスタンスの作成」ボタンを押下します。
sv2.jpg
各項目に入力(選択)していきます。

項目
名前 サーバの名前(任意)
コンパートメント VCNを作成したコンパートメント(たぶんデフォルト)

sv3.jpg
下にスクロールして次はシェイプの選択です。
今回は一番コストパフォーマンスの良いAmpereシェイプにしようと思いますので「Change Shape」を押下します。
sv4.jpg
各項目に入力(選択)していきます。

項目
インスタンスタイプ 仮想マシン
シェイプ・シリーズ Ampere
Shape Name VM.Standard.A1.Flexを選択(パラメータはそのまま)

入力したら「シェイプの選択」を押下します。
sv5.jpg
シェイプがAmpereに変わりました。
sv6.jpg
下にスクロールして「ネットワーキング」に入力していきます。

項目
仮想クラウドネットワーク 前回作成したVCN
サブネット 前回作成したサブネット
パブリックIPアドレス パブリックIPv4アドレスを割当てないでくださいを選択(後で固定IPを割当てる為)

sv7.jpg
下にスクロールして「SSHキーの追加」でSSHキーを取得します。
SSHキーを作成するのところで少し触れましたが、Ampereの場合、自分で作成したものが上手くいかなかったので、自動生成されたものを使います。
「キー・ペアを自動で生成」が選択されているとキーが既に生成されています。
「秘密キーの保存」を押下して秘密キーをダウンロードします。
sv8.jpg
このキーが無いとサーバにアクセスできないのでしっかりと保存します。
公開キーも一応保存しておきます。
sv9.jpg
下にスクロールしてブートボリュームはそのままにしておきます。
ストレージのサイズを変えたい場合は「カスタム・ブート・ボリューム・サイズを指定します」をチェックすると変更できます。
Ampereはデフォルトで47GBのブロックボリュームが割当てられます。
最後に「作成」ボタンを押下すると構築(プロビジョニング)が開始されます。
sva.jpg
プロビジョニングはアイコンがオレンジ色になっています。
svb.jpg
プロビジョニングが終了するとアイコンが緑色になります。
プロビジョニングには2~3分かかりました。
svc.jpg

固定IPアドレスの割当て

インスタンス情報を下の方にスクロールしていくと左側の「リソース」欄に「アタッチされたVNIC」があるので選択します。
svd.jpg
先ほど作成したインスタンスと同じ名前のVNICがあるため、それをクリックします。
sve.jpg
左側のリソース欄の「IPv4アドレス」をクリックします。
svf.jpg
一番右側の点3つをクリックすると選択肢が出て来ます。
svg.jpg
編集を選択します。
svh.jpg
この状態ではパブリックIPアドレスが割当てられていないため「パブリックIPがありません」になっています。
svj.jpg
「予約済みパブリックIP」を選択するとその下にメニューが増えます。
「既存の予約済みIPアドレスの選択」を選び、下の欄から先ほど取得した予約済みIPアドレスを選択して「更新」ボタンを押下します。
svk.jpg
固定のパブリックIPアドレスが割当てられました。
svl.jpg

接続してみる

Teratermで接続してみます。
ホスト名には上記パブリックIPアドレスを入れて「OK」を押下します。
tn1.jpg
初めてそのサーバにアクセスする場合には警告がでるので「続行」を押下します。
tn2.jpg
繋がると下の画面になるのでユーザ名に「opc」を入れ、「RSA~」を選択し、「秘密鍵」を選択します。
tn3.jpg
秘密鍵は先ほど保存した秘密鍵を選択しますが、ファイル選択ダイアログではデフォルトでフィルターがかかっていて表示されないため右下の拡張子フィルターを「すべてのファイル」にすると保存した秘密鍵が出てくるので選択して「開く」を押下します。
tn4.jpg
「OK」ボタンを押下するとログインします。
tn5.jpg
無事にシェルのプロンプトが表示されました。
tn6.jpg

次回はこのサーバにHTTPサーバを構築していきます。

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