目次
・まえがき
・各モードに対する解釈
1.>ユーザーEXECモード
2.#特権EXECモード
3.(config)#グローバルコンフィグレーションモード
4-1.(config-if)#インターフェースコンフィグレーションモード
4-2.(config-line)#ラインコンフィグレーションモード
・これだけは覚えておきたい遷移コマンド3選
1.>enable
2.#configure terminal
3.exit (全モード共通)
・あとがき
まえがき
文系卒、未経験、ネットワーク(以後、NW)の知識はミリしら。そんな中挑んだ新人研修。
研修で最難関と言われていたNW研修に頭を抱えつつも乗り切れたのは、
「IOSモードを頭に叩き込んだから」 だと思っている。
本記事では、Cisco製品のIOSモードを砕きまくって解説する。
そもそもIOSモードとは
IOSは「Internetwork Operating System」の略。iOS(iPhoneのOS)ではない。
そのIOSのモードとなると、「NWを動かすためのシステムごとにモードが設けられている」ということ。
要するに、「設定を確認できるところや設定をいじれるところが場所ごとに決まってるよ」って話。
何か設定を変えたければ設定する用のモード、変更した設定を確認したいときは参照する用のモードに行かないと指示が通らないという。
しかも階層構造なので、段階を踏んで一つずつ移らないといけない。(めんどくさいね。)
未経験者はこれだけ見ても「知るか!」って感想になると思う。筆者も初見はそうだった。
なのでどのモードが何をする場所なのか、次項目にて解説しよう。
各モードに対する解釈
各モードについて、下の階層から順に見ていこう。
因みに作業中のモードはコマンドの頭にある > や # とかから判断できる。
1. > ユーザーEXECモード
一部の情報を参照できる……らしいが体感ほぼ何もできない層。
黙って enable と打って特権EXECモードに移るべし。
2. # 特権EXECモード
全ての情報の参照とデバックができる層。
自分でやった設定がちゃんとできてるかなどを確認したいときはここを使う。
このモードでないと確認作業ができないので忘れずここに来ること。
3. (config)# グローバルコンフィグレーションモード
機器全般に関わる設定を行うことができる……ための入り口。
機器ごとの設定にはまたモードを遷移する必要があるが、入り口であるこのモードに来ないとそもそも設定を変えられる状態にすらならない。
何の設定だろうが何かの設定をしたいときはまずここに来よう。話はそれから。
※因みに筆者はこのモードに移らないまま、先述の特権EXECモードにて機器の設定をするコマンドを打とうとして何度か怒られている。逆も然り。
4-1. (config-if)# インターフェースコンフィグレーションモード
主に『インターフェース』関連の設定を行えるとこ。
機器のポート(挿込み口)ごとにIPアドレスを決めたりvlanを割り当てたり色々できる。
先述の通り、(config)#を経由しないとここには来られないので気を付けよう。
※名前長いので筆者は「コンフイフ」と呼んでいる。
なお、別のポートを設定する際は一度(config)#に戻ってポート番号を打ち直して、入り直す必要がある。
ex.) ルータのPort1と2を設定したいとき
(config)#interface Fa1 と打ち、モード遷移。(Fa1はPort1を指している。)
↓
(config-if)#にてPort1の設定を行う。
↓
(config-if)#exit で(config)#に戻る。
↓
(config)#interface Fa2 と打ち、モード遷移。(Fa2はPort2を指している。)
↓
(config-if)#にてPort2の設定を行う。
という流れになる。
「どこのポートを設定しているか」はちゃんと把握しないと痛い目を見るので、
設定が完了したら定期的に特権EXEC#にて確認することを推奨する。
4-2. (config-line)#ラインコンフィグレーションモード
VTY(無線で仮想的にコンソール接続ができるようにするやつ)の設定などができるところ。
仮想的な導線――もとい『ライン』を構築するからこのモードだと覚えよう。
(config-if)#と違うモードだが階層は同じなので、そこから遷移するには一度(config)#に戻る必要がある。
なお、他にもコンフィグレーションモードは存在するがここでは割愛。
これだけは覚えておきたい遷移コマンド3選
どのモードで何するか分かっても、動くためのコマンドが分からないとどうにもできない。
ここでは、筆者が最低限叩き込んだモード遷移コマンドを紹介する。
1.>enable
> → # と遷移するコマンド。
これを打たないと何も始まらない、初めの一歩。
2.#configure terminal
# → (config)# と遷移するコマンド。
これを打つことでやっと設定の入り口に立てる。
#conf t と、省略することも可能。
3.exit(全モード共通)
一つ下の階層にあるモードへ遷移するコマンド。
戻りたいときはこれ打っときゃ大丈夫。
戻る系の他コマンド
・(config-if)# → # と遷移するend。
設定した内容をすぐ確認したいときに便利。
・# → > のときに限り使えるdisable(あまり使わない…?)
あとがき
NWミリしらが構築に挑んで感じたのは、初歩こそが肝心ということだ。
筆者の場合、NW構築でエラーを起こした原因は複雑なものでなく、単に「違うモードでコマンドを打ったから」が体感8割である。
逆にこのIOSモードさえ分かれば、具体的な設定などはggれば何とかなるということ。
この記事を読んだ人が、その初歩で、こちらの屍を越えていけることを願っている。
