環境
- Windows10
概要
Windows10上にMakeCodeの拡張ブロックをつくる開発環境 pxt-microbit を構築して、拡張ブロックを開発する。
pxt-microbit は node.js でつくられた pxt 開発環境のターゲットの一つであり、TypeScript と C++ によって MakeCode の拡張機能を開発することができる。
pxt-microbit は micro:bit の実行ライブラリ micro:bit runtime を直接利用したプログラムを組むことができる。
pxt-microbitのインストール
node.js を入れる
pxtは v.8.9.4 以上を要求している。
Download | Node.js
pxt を入れる
npm install -g pxt
拡張ブロックの開発
開発ツールの使い方は Command Line Tool を参照。
プロジェクトの初期化
まず、開発ディレクトリでターゲットを設定する。
pxt target microbit
必要となるモジュールをインストールする。
pxt install
プロジェクトのビルド
pxt build
するとコードを makecode.com へ送ってコンパイルする。
プログラムの書き込み
pxt deploy
すると test.ts が動くプログラムが接続された micro:bit へ転送される。
MakeCode のウェブアプリでビルドしたローカルファイルの .hex
を読み込んで利用することもできる。
拡張ブロックの公開
MakeCode で Github から読み込むと最新バージョンが読み込まれるので、更新するときには pxt bump
でバージョンアップをする。
すでにその拡張機能を利用している MakeCode プロジェクトならば、javascript
表示にしてエクスプローラ―から「更新ボタン」を押すだけでバージョンアップできる。
開発ノウハウ
microbit-dalを変更する
コンパイルに使用される microbit-dal
のコードは、 pxt.json
で設定できる。ただし、一旦 microbit
リポジトリを経由して呼び出されるので、microbit-dal
を指定する microbit
リポジトリを作らなければならない。
{
"yotta": {
"dependencies": {
"microbit": "yokobond/microbit#mbit-more"
}
}
}
microbit
リポジトリ変更箇所
"dependencies": {
"microbit-dal": "yokobond/microbit-dal#mbit-more"
},
Comparing lancaster-university:master...yokobond:mbit-more · lancaster-university/microbit