1.はじめに. Pov-Rayどうでしょう?
ComputerGraphics, CGの勉強では、3D空間の表現に、シーン記述言語を用いて、作成する演習が、大学を中心に行われています。今も行っているところがあるかどうか、2025年末調査してみました。
1990年代前半、まだパソコン通信の時代、MacintoshやAmigaを使ってCGをやることが多くありました。「マルチメディア」と呼ばれ始めたころ。3DCGは様々なアプリケーションが発売されていました。
2000年前後、インターネット接続が増え始め、掲示板サイト「Studio MOMO」「MOMO展」などで情報収集したり、雑誌「日経CG」がありました。
アカデミックの現場では、商用ソフトは使わないことが多く、オープンソース利用が多く、Pov-Rayも教材として、また研究論文のデータの視覚化に利用されていた感じです。
「コンピュータグラフィックス」の専門書・教科書でもPov-Rayは多く取り上げられていました。
平成15年(2003年)から、高等学校では、教科「情報」が実施されるようになりました。教員研修や教育研究大会でPov-Rayが利用され、小室日出樹さんのCG検定対応の書籍が出たりしていました。
工業高校での実践資料があったり、高校数学での利用など多くありました。
CGソフトは、100万、70万、50万、35万、15万、とうとう1万円前後になる時代でした。
今はネットワークを介して、オープンソース、無料でそれなりにできる時代となりました。
さまざまな人がかかわり、先人の技術にリスペクトしながら、どう表現していくかが大事なところです。
2. 書籍. 古本を買いましょう
以下、アマゾン、ヤフオク、日本の古本屋で入手できます。中には5000円くらいになっているものもありますが、気長に安いものを探した方が良いです。大学の教科書で使われたのが多いのかもしれません。中古本多いですね。
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はじめてのCG フリーウェアPOV-Rayで出会う3DCGの基礎 小室日出樹
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POV Rayで学ぶ実習コンピュータグラフィックス CG検定カリキュラム対応 (Ascii books) 小室日出樹
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POV-Rayではじめるレイトレーシング 【改訂第2版】 Ascii books (アスキーブックス) 小室日出樹
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POV-Ray forWindows入門 石本 浩司 | 1998/12/1
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メタセコイアとPOV‐Rayではじめる3DCG 古俣 信行
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POV-Rayで楽しむグラフコレクション (I/O BOOKS) 西村 進 | 2008/3/1
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POV-Rayで学ぶ はじめての3DCG制作 つくって身につく基本スキル (KS情報科学専門書) 松下 孝太郎 , 山本 光 他 | 2017/2/16
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POV-Rayによる3次元CG制作 -モデリングからアニメーションまで-鈴木広隆(1968-), 倉田和夫他 | 2016/9/2
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はじめての3DCGプログラミング: 例題で学ぶPOV-Ray (近代科学社Digital)
山住 富也 | 2025/2/25 -
3DCGをはじめようPOV-Ray入門
斉藤 剛 | 2009/7/1
3. 2025年サイト調査. 参考サイトたくさんあります。更新中.
文字化け
4. 最後に. シーン記述言語 Lightflow, Sunflow, Fujiyama Renderer, lucille, XRT Renderer
多くのサイトが、使い方について書いていますが、たぶん初心者が最初に悩むのが、カメラ位置、ライティングでしょうか。視野変換わかりにくく、思った通りにいきません。blenderやmayaなど統合3Dソフトを触った方が早いし、楽しいでしょう。
しかしながら、レンダリングするためには、最終的には、Pov-Rayのようなシーン記述言語がもとになっています。RenderManや、Arnold、Mental Ray、3Delightなど多くのレンダラーがシーン記述言語を持っています。
コンピュータグラフィックスの基本を学ぶ上では、Pov-Rayは、面倒だけど、さまざまなことが学べる教材です。
もっと、多くのシーン記述言語を紹介したいところです。
2000年に開発されたLightflowや、2012年のFujiyama Renderer、Sunflow, lucilleなど、
今はCPUが速くなった分、素晴らしいきれいなレンダリングができます。インストールは面倒ですが、VirtuaBoxを使ってLinuxでやると速いです。
また、海外の個人の方が開発したwindows 32bit python2.7.18で動くXRT rendererというレンダラーがあります。pixarのRenderMan互換レンダラーで動いていたサンプルをレンダリングします。nvidia開発していたgelatoのpygもレンダリングします。shaderはOSL仕様です。
どうやって作っているのだろうと探求していくと面白いと思います。これまでのCGの歴史、先人の教えにリスペクトしながら学ぶのは楽しいです。ありがとうございます。