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GNS3でDELLの仮想スイッチを作る

Last updated at Posted at 2025-10-16

概要

NW機器などを仮想化できるGNS3を使ってDELLの仮想スイッチを用意するところまでの備忘録メモ。

GNS3公式の案内:
https://gns3.com/community/discussions/build-your-own-dell-os10-network-for-free

前提:

  • 使用するPCはWindows 11である
  • 仮想マシンとしてHyper-Vを使う (Hyper-Vが利用可能になっていること)
  • S4128Fの仮想スイッチを作成する

全体の流れ

  1. GNS3をインストールする
  2. GNS3 VMを用意する
  3. スイッチのイメージを用意する
  4. GNS3上に仮想スイッチをインポートする
  5. 仮想スイッチに接続する

1. GNS3のインストール

公式Webサイトから無料でインストーラ(GNS3-2.2.54-all-in-one-regular.exe)をダウンロード可能。
https://www.gns3.com/

ユーザ登録が必要だがメールアドレス認証できるメールアドレスさえ用意すればあとは適当に登録すればよい。

「GNS3-2.2.54-all-in-one-regular.exe」をダブルクリックしてインストーラを起動する。

順当にインストーラ画面を進めていき
Choose Componetsにおいて「GNS3 VM」にチェックを入れる。
image.png

Hyper-Vを選んでInstallする。
image.png

GNS3 VMのファイルがダウンロードされる。
image.png

TraceNGに関する入力画面。×ボタンで閉じてよい。
image.png

同様にPuttyに関する入力画面が表示される。
コンソール接続に使用するためメールアドレスを入力する。

謎のツール。Noを選ぶ。
image.png

最後に起動する/しないの選択で起動しないを選ぶ。(起動しても特に問題ない。画面を閉じればよい。)

2. GNS3 VMを用意する

インストール中にダウンロードされた「GNS3.VM.Hyper-V.2.2.54.zip」を展開する。
管理者権限でコマンドプロンプトを開き「install-vm.bat」を実行する。
Hyper-Vマネージャ上でGNS3 VMが動作していることを確認する。

仮想マシンの設定から割り当てメモリ容量を増やす。
S4128Fの場合には4GB必要らしく8GBを割り当てた。 ←つまずきポイント
※メモリ容量を増やさないと起動時にメモリ割り当てのエラーとなる。

GNS3を起動する。

任意の名前でプロジェクトを作成・保存する。
image.png

Preferencesを選ぶ。
image.png

「GNS3 VM」の設定画面で以下の設定を行う。

  1. 「Enable the GNS3 VM」のチェックを入れる
  2. 「VM name」においてGNS3 VMを選ぶ
  3. 「RAM」においてHyper-V上で設定したメモリ容量未満の値を設定する ←つまずきポイント
    ※Hyper-Vだけでなくここでもメモリ容量設定を行う必要がある。
    image.png

3. スイッチのイメージを用意する

以下のリンク先にアクセスして必要なイメージをダウンロードする。

image.png

ダウンロードしたzipファイルを展開する。

4. GNS3上に仮想スイッチをインポートする

GNS3の画面上で「import appliance」を選ぶ。
image.png

仮想化したいDELLスイッチのイメージ(gns3a)を選ぶ。
image.png

RoutersのテンプレートとしてDELLスイッチが登録される。
ドラッグアンドドロップで仮想スイッチを用意する。
image.png

5. 仮想スイッチに接続する。

画面右側「Servers Summary」においてGNS3 VMが緑表示になっていることを確認する。
image.png

仮想スイッチを右クリックして「Start」を選ぶ。
image.png

正常に起動したら仮想スイッチを右クリックして「Console」を選ぶ。
Puttyが起動してコンソール画面が表示される。
初回は初期化処理があるためコンソールが入力可能な状態になるため数分待たされる。

補足

  1. Hyper-V上でGNS3 VMの停止などの操作を行うと、赤表示になったまま元に戻らなくなる。復旧方法としてはGNS3の再インストールが手っ取り早い。
  2. 初期アカウント・パスワードは admin admin
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