背景
flycheck を使うとほとんど設定をしなくてもEmacs上で各種チェッカを実行することができるが、例えば python のコードを flake8 でチェックしていて、特定のプロジェクトでは pep8 のチェックをスキップしたいといった場合があるのでその設定方法をまとめる。
設定ファイルの探索順
flycheck-locate-config-file-functionsで制御されていて、
- チェック対象のソースの居るディレクトリ
- 祖先のディレクトリ
- ホームディレクトリ
の順に探索される。
設定ファイル名
flake8 の場合だと flycheck-flake8rc の値のファイル名が探索される。デフォルト値は ".flake8rc"
設定例
そのプロジェクトで pep8 のランタイムエラー (E9*) のチェック以外をスキップして、pyflakes (F*) のチェックだけしたい場合には、プロジェクトのソースのルートディレクトリに .flake8rc というファイルを以下の内容で作ればよい(探索順のところで書いた「祖先のディレクトリ」でヒットする)
[flake8]
select = E9,F