はじめに
今はAIを当たり前に利用していますが昔AIを学び始めた当初どんな教材を利用して学習したかなということを思い出しながら書いてみました。
当時はちょうどGPT-4が出て生成AIというものが一気に注目されるようになってきた時期でした。
今書き起こしてみると「知性ってそもそも何?」みたいな本から始まって、ニューラルネットを手で組んで、GUIで動かして、最後はLLMをシステムに組み込むという、抽象から具体へだんだん降りていく流れになっています。
(まあいきなり具体からやる人は少なそうですが。。。)
1. 『心の社会』
マーヴィン・ミンスキー著、安西祐一郎訳。
原題は The Society of Mind。1986年に出た本で、日本語版は1990年に産業図書から。574ページもある分厚い本です。
ざっくり言うと、それ自体は心を持たないただの部品「エージェント」が大量に集まって、お互いに作用し合うことで人間の知性が立ち上がるという考え方を示した本です。エージェントという個体の相互作用の集合体なのでそのやり取り全体を「心の社会」って呼んでます。今のAIの根本的な考え方を示した本で人工知能の古文書的立ち位置になると思います。今ClaudeCode等でエージェントを多数運用しコーディングをしていたりすることがミンスキーが描いてた絵と地続きなんだなと感じます。
著者は「人工知能の父」と呼ばれるマーヴィン・ミンスキーです。
2. 『ゼロから作るDeep Learning』
斎藤康毅著
この本はド定番かなとは思うのですが私もこの本でニューラルネットの基礎から誤差逆伝播法、CNN等の部分を学びました。サンプルコードも付属していてライブラリに頼らずPythonでゼロからディープラーニングを組み上げ、学ぶという事ができる1冊になっています。
現在Pythonで様々なライブラリが提供されており細かい部分を学ばなくてもAIを作成できますがその中身がどう動いているか学ぶことも重要なのでその時にお勧めの1冊です。
このあとシリーズは 2自然言語処理編、3フレームワーク編、4強化学習編、5生成モデル編と続いていきます。私はこれしか読んでません。。。w
3. Neural Network Console
ここまでは本でしたがここからは本格的に手を動かすものです。
ソニーが無料で出してるディープラーニングの統合開発環境Neural Network Consoleです。
私がやっていた当時はクラウド版があり簡単な部分はweb上から機械学習を行えていました。
しかしこれを書いていて知ったのですが、2024年12月25日をもってサービス終了してしまったようです。。。まだ自分のパソコンにインストールして使用するWindows版は利用可能と書いてありますが、こちらもリンクから飛べていないので完全に使えなくなってそうです。
一応リンクを置いておきます
4. 『ChatGPT/LangChainによるチャットシステム構築[実践]入門』
吉田真吾・大嶋勇樹 共著
最後に生成AIの書籍です。
ChatGPTのAPIとLangChainを使って、LLMを本番レベルのシステムに組み込むやり方を、手を動かしながら段階的に学ぶことができます。当時はこれを参考にRAG等の構築をして研究に利用していました。当時はLangChainのバージョンアップが速すぎてコードがすぐ古くなっていたなという印象です。
最後に
ここまで私が大学時代にAIを学ぶのに利用した教材で印象深いものを上げました。
特に心の社会は慣れるまでは読んでいると何を言ってるんだ??と思うことも多いと思います。しかしAIの成り立ちを学ぶ上では大切な1冊だと思います。
最後まで読んでいただきありがとうございました!