【AWS】用語を整理しながら学ぶAWS - part10 Amazon AppFlow
はじめに
この記事では Amazon AppFlow(以下、AppFlow) を学習していく記事です。
主な内容としては実践したときのメモを中心に書きます。(忘れやすいことなど)
誤りなどがあれば書き直していく予定です。
Amazon AppFlowとは
AppFlow はAWSとSaaSを統合するSaaS統合サービスです。
AWSでは次のように紹介されています。
Amazon AppFlow は、Salesforce、SAP、Zendesk、Slack、および ServiceNow などの SaaS (Software-as-a-Service) アプリケーションと、Amazon S3 や Amazon Redshift などの AWS のサービスとの間で、たった数回のクリックでデータを安全に転送できるフルマネージド統合サービスです。
AppFlow を導入することでAWSのリソースをSaaSサービスで利用できるようになります。
参考:統合できるSaaS一覧
この記事ではSalesforce の連携を通してAppFlowの特徴を見ていきます。
oO(そもそもSalesforceってなに?)
Salesforceとは
Salesforce は顧客情報を一元管理するCRMのSaaSです。
CRM = Customer Relationship Management
AWSとSalesforceの連携にはPrivateLinkによる連携を利用できます。
PrivateLinkによる連携を利用する為には
Salesforceの商用アカウントと以下のリンクにある非公開接続の設定が必要です。
非公開接続を使用したクロスクラウド連携の保護
では実際にAppFlowでSalesforceと連携する場合、どのような手順を辿るのでしょうか。
AppFlow で SaaSを統合する手順
AppFlow=>Salesforceをつなぐ流れを例に手順を示します。
統合するSaaSによって手順は変わってきます。
- コネクタを元に接続を作成する
- 連携に必要なデータを用意する
- 接続を使ってフローを作成する
- フローで連携元サービスと連携先のサービスを指定する
SalesforceとAppFlowを連携する場合はSandBox環境を利用して検証することができます。
oO(コネクタ?フロー?SandBox?Production?わからん用語が多い。。。)
コネクタとは
コネクタはAWSとSaaSをつなぐ為の仕組みです。
SaaS毎にコネクタが用意されています。
このコネクタがあるかないかで連携できるサービスが決まります。
コネクタからAWSとSaaSの接続を作成して接続からフローを作成します。
フローとは
フローはAWSとSaaSをどう連携するかを決める仕組みです。
送信元サービスと送信先サービスはフローで決めます
コネクタからフローを作成すれば、AWSとSaaSの接続ができますが
業務で検証したいこともあると思います。
そんな時に利用できるのが、SandBox環境です。
SandBox環境とは
SandBox環境は商用環境で実装する前にSalesforceとの接続を検証できる環境です。
SandBox 環境にログインする
ログインIDとパスワードは商用と同じです。
Production環境とは
対してProduction環境はいわゆる商用環境のことです。
ライセンスや利用できるインターフェイスに応じてできることが変わります。
SandBox 環境でできることとProduction 環境でできることは異なります。
SalesforceとAWSの接続は
SandBox環境で接続を検証して問題なければ、Production 環境に移行するという流れになります。
まとめ
AppFlowはAWSと他のSaaSをつなぐ架け橋的なサービスです。
使い方次第で、AWSでできることを増やせるのでとても良いサービスであるものの
SaaSと接続する際にSaaSの操作が必要になるのでAWSの知識だけでなくSaaSの知識も必要になる部分は
ちょっとした落とし穴だと思いました。