この記事で伝えたいこと(ポイント)
Amazon S3にメタデータを簡単に管理できる新機能「Amazon S3 Metadata」が登場しました!これにより、S3データの探索、理解、活用がよりスムーズになります。
はじめに
この記事では、Amazon S3 Metadata (Preview) について解説します。
サービスの説明
Amazon S3 Metadataは、S3データにメタデータを付与し、管理するための新しいサービスです。自動的にメタデータを収集し、クエリ可能なテーブルとして提供することで、データの発見と理解を容易にします。
S3 Metadataは、オブジェクトのサイズやソースなどのシステム定義のメタデータと、製品SKUやトランザクションIDなどのカスタムメタデータをサポートしています。カスタムメタデータは、タグを使用してオブジェクトに注釈を付けることで、ビジネス分析、リアルタイム推論アプリケーションなど、さまざまな用途でS3データの活用を促進します。
補足:S3 Tables
S3 Metadataで収集されたメタデータは、S3 Tablesに格納されます。S3 Tablesは、表形式データに最適化された新しいS3ストレージサービスです。
S3 Metadataは、オブジェクトがバケットにアップロードされるときにメタデータを自動的にキャプチャし、そのメタデータをクエリ可能な読み取り専用テーブルに格納します。バケット内のデータが変更されると、S3 Metadataは数分以内にテーブルを更新し、最新の変更を反映します。
どのリージョンで利用できるか
Amazon S3 Metadataは、現在、以下のリージョンでプレビューとして利用可能です。
- US East (N. Virginia)
- US East (Ohio)
- US West (Oregon)
どんな時に利用できるか
Amazon S3 Metadataは、Amazon Data Firehose、Athena、Redshift、EMR、QuickSightなどのAWS分析サービスと統合して、S3 Metadataテーブルを含むデータをストリーミング、クエリ、および視覚化することができます。
補足:Amazon Bedrock
Amazon Bedrockとの統合により、AIで生成されたビデオに、AIの起源、作成タイムスタンプ、生成に使用された特定のモデルなどのメタデータで注釈を付けることができます。
まとめ
Amazon S3 Metadataは、S3データのメタデータを自動的に収集し、クエリ可能なテーブルとして提供することで、データの発見と理解を容易にするサービスです。AWS分析サービスとの統合により、S3データをより効果的に活用することができます。
参考文献
関連サービス
Amazon S3
- 【AWS】S3静的ウェブサイトホスティングがAWS Amplifyで強化されたんだぜぇ〜ワイルドだろぉ〜
- 【AWS】手を動かして学ぶMountpoint for S3
- 【AWS】Amazon S3 Object Lambdaを検証!