Microsoft Azure 認定資格 ロードマップ
ロードマップを作りました
いくつか学習を重ねていく中で次に何を学習しようか迷った為、実際に作ってみました。
なお、海外のブログではすでにロードマップが存在しているような状態ですが
現在はデータ系の認定に興味がある為、今回はデータ系の認定に絞ってロードマップを作成しました。
全体図
ざっくり説明
何をやるにしてもまずはAZ900を先にクリアしましょう。以降は初級データベース管理者であるDP900をクリアします。以降は自分が得意なものでも良いですが、Microsoft Learning を見る限りではDP300
がおすすめです。
そのままデータアナリストに進んで上級を目指すのもありですが、Microsoftが定義する理想的なデータアナリストは以下のように定義されていますので他の認定についても見ておくべきでしょう。
Azure エンタープライズ データ アナリストは、ソリューション アーキテクト、データ エンジニア、データ サイエンティスト、AI エンジニア、データベース管理者、Power BI データ アナリストなど、他のロールと共同作業を行います。
つまりは、他のロールの知識も必要とされる場合があるということになりますので他の認定も取得すると良いと思われます。
また、Specialtyに位置付けられている認定については中級レベルの認定をクリアした後からでも問題ないでしょう。※理由はこの後説明します。
認定資格の種類を細く見ていく
Microsoft Certified: Azure Fundamentals
全ての基本
「Azureとは何か」ということからクラウドに移行した時のビジネス的なメリット、「なぜクラウドが良いのか」について問われます。
Microsoft Certified: Azure AI Fundamentals
AIの基礎とAzureのAIサービスの違いや概要を問われます。
他のクラウドやAIの知識を少しかじったことのある人はすぐに取り組める内容であると思われます。
Microsoft Certified: Azure Data Fundamentals
各データ系のAzure製品について概要を問われます。
Azureにある複数のデータベースを状況や要件に合わせて適切に選定できるかが問われています。
Microsoft Certified: Azure Database Administrator Associate
Azure上でデータベースを扱う際のプラクティスについて問われます。
可用性、監視、セキュリティ、最適化などの要素を問われます。
Microsoft Certified: Azure Data Scientist Associate
文字通りの意味だけでなく、機械学習に関することについても問われます。
公式見解では以下のような知識や経験が必要であると述べられています。
この認定資格の受験者には、Azure Machine Learning と MLflow を使用したデータ サイエンスの知識と経験が必要です。
機械学習の基礎を知っておくと学習が捗ると考えられます。
Microsoft Certified: Azure Data Engineer Associate
一般的に言われているデータエンジニアリングの基礎知識を用いてAzure上でデータエンジニアリングソリューションを実行できる能力が問われています。
公式見解では以下のような知識や経験が必要であると述べられています。
この認定資格の受験者は、SQL、Python、Scala などのデータ処理言語に関する確かな知識を持っている必要があります。また、並列処理とデータ アーキテクチャ パターンを理解している必要もあります。 データ処理ソリューションを作成するには、Azure Data Factory、Azure Synapse Analytics、Azure Stream Analytics、Azure Event Hubs、Azure Data Lake Storage、Azure Databricks の使用に習熟している必要があります。
土台としてはPythonとSQLのどちらかを使える人でかつAzure上でデータレイクの構築方法を知っている人が望ましいと思われます。
Microsoft Certified: Azure Enterprise Data Analyst Associate
Associateという名前ではありますが、内容はプロフェッショナルレベルかと思われます。
アナリストの知識だけでなく、Power BIを扱えるかどうかも問われています。
この認定の受験者は、Power Query および Data Analysis Expressions (DAX) の使用に加えて、クラウドおよびオンプレミスでのデータ リポジトリとデータ処理の管理を含む、高度な Power BI スキルを備えている必要があります。 また、Azure Synapse Analytics からのデータの使用にも精通している必要があり、またリレーショナル データベースのクエリ、Transact-SQL (T-SQL) を使用したデータの分析、データの視覚化の経験も必要です。
Microsoft Certified: Azure Cosmos DB Developer Specialty
Azure Data系の認定の中でも Specialtyに位置付けられています。
とりわけ、名前にもあるとおりAzure Cosmos DB
というAzureのNoSQLサービスの概要について問われています。
専門的でかつ製品に関する知識である為、中級クラスの認定を一つ取得してからの挑むのが良いでしょう。
Microsoft Certified: Customer Data Platform Specialty
Azure Data系の認定の中でも Specialtyに位置付けられています。
この認定では主にDynamics 365
の概要について問われています。
専門的でかつ製品に関する知識である為、中級クラスの認定を一つ取得してからの挑むのが良いでしょう。
まとめ
Azureの認定はとても多いですが、分野に区切るとそんなに困ることなく進めるという印象があります。
今回はデータサイエンスだけにフォーカスしましたが、同じ形式で次はネットワークやセキュリティも見ていきたいです。