この記事は株式会社カオナビ Advent Calendar 2025の8日目(シリーズ2)の記事です。
タスクの見える化できていますか?
私たちのチームではタスク管理ツールとしてJiraを使用しており、ユーザーストーリー単位でタスクを作成し、そのユーザーストーリーで実装すべきAPIや画面の作成などの作業をサブタスクとして切り出しています。
また、スクラムで開発しており透明性を確保するために、原則として半日以内に完了する単位で、細かくサブタスクを作るようにしています。
面倒なサブタスク作り
ただこのサブタスク作成のプロセスは、サブタスク名を入力して追加し、作ったサブタスクをクリックして内容を入力し、また次のタスクを作って...と時間がかかり億劫な作業の一つになっていました。
また、チケットを分割して粒度を小さくしたりした場合に1件1件手直しするのがさらに手間でした。こうした理由で、サブタスクの作成は後回しにされるという状況に陥っていました。
Claude Codeで説明に書いたサブタスクを自動で作成してもらう
ある時、ハドルミーティング中に私がサブタスクを1つ1つ作成していると、『Claude Codeで作れるんじゃないですかね?』と言われ『確かに』と思いました。言われてみればその通りで、今まで当たり前にやってきたことなのでその発想がありませんでした。習慣とは怖いものですね。
洗い出したサブタスクはストーリチケットの説明欄に以下のようなイメージで記載されており、
- サブタスク
- フロントエンド
- 〇〇モーダルの作成
- 〇〇の入力欄の作成
- API実行処理の作成
- APIリクエスト処理の作成
- サーバサイド
- Swaggerの修正
- 〇〇APIの実装
- 〇〇のバリデーションの作成
- 〇〇APIのテスト作成
Atlassian MCPはClaude Codeにすでに追加してあったので、早速「Jiraのストーリーチケット(URL)の説明に書いてあるサブタスクを作成してください」と試してみると、ストーリーの説明文に記載していたサブタスクを正確に自動生成することに成功しました。
最後に
というわけで今まで面倒だったサブタスク作成作業から解放されました。
ただしサブタスクを0から作るわけではなく、具体的にどういうサブタスクが必要になりそうかの洗い出しは結局まだ人間がやっています。あくまで作成の手間が省けただけなので本当はサブタスクの洗い出し自体も自動化したいですね。
あとTipsですがこういったうまくいった作業は、作業の後にすぐ「サブエージェント化して」と入力すると、勝手にサブエージェントを作ってくれてある程度再現性が高くなるのでおすすめです。