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記事・文章作成は流れに沿ってやればいい

Last updated at Posted at 2019-12-08

はじめに

「記事・文章作成は苦手。書けば書くほどドツボにはまり、時間がかかる...」という方に向けて

「記事・文書の作成には流れがある。(慣れが必要だが)流れに沿う練習をすれば、苦手意識が薄れていく」

という事をこの記事で書いておきたい。

記事・文章作成の流れ

全体図

* (1) ターゲットを絞る
* (2) テーマ(= ターゲットに一番何を伝えたいか)を決める
* (3) 枠組み(見出し・流れ)を決める
* (4) 各見出しについて、伝えたいことを 3 つ箇条書きする
* (5) 箇条書きを文書にする
* (6) 上から下に読めるかを再確認する
* (7) 少し時間をおいて全体を見直す

(1) ターゲットを絞る

誰に読んでもらいたいか、顔が想像できるぐらい絞り込みをする。例えば次の通り。

  • プログラミング言語 X の メソッド .example() の使い方が分からない人
    • プログラミング言語 X を学びたての同僚 A さん
    • 使い方をググっても目ぼしい記事がない... と悩んでいる友達の B さん
  • 報告を待っている上司の C さん
  • 週次定例で先週の進捗を確認を待つ、契約先の窓口 D さん

ここで避けるべきは「自分の為だけ」「とりあえず書く」という絞り込みである。

そういった文書はターゲットが自分だけなので、他の人に伝わることは「まれ」である。

(2) テーマ(= ターゲットに一番何を伝えたいか)を決める

この言葉だけでもターゲットに届けたい と思う言葉を決める。

その言葉を、記事ならばタイトル・報告文書等であれば結論とする。

(3) 枠組み(見出し・流れ)を決める

やることは次の2つ。

  • テーマ・ターゲットを念頭におき、見出しを書き出す
  • 上から下へ流れるように、見出しを並べ替える

例えば、この記事では次のような感じになる。

## (1) ターゲットを絞る
## (2) テーマ(= ターゲットに一番何を伝えたいか)を決める
## (3) 枠組み(見出し・流れ)を決める
## (4) 各見出しについて、伝えたいことを 3 つ箇条書きする
## (5) 箇条書きを文書にする
## (6) 上から下に読めるかを再確認する
## (7) 少し時間をおいて見直す

後でいくらでも見直しが発生しうるので、ここで完璧にする必要はない。
(実際にこの記事を書く時も、次の (4) が終わるまでに 10 回ぐらい見直しをかけている)

(4) 各見出しの中で、伝えたいことを箇条書きする

各見出しについて、伝えたいことを 3 つ以内に絞って箇条書きにする

3 つにする理由だが、人間がモノを「同時に」把握できるのが大体 3 つまでらしいからだ。

実際、私も一気にモノを言われて覚えておけるのは 3 つが限界だ。

話を元に戻して、その見出しについて、伝えたいことを 3 つ以内に絞って箇条書きにする。

この記事での例を掲載しておく。ココをクリックすると例が開閉する
## (1) ターゲットを絞る

* 顔が思い浮かぶほどターゲットを絞る
* 自分だけ分かればOKはダメ
* そういった文章が他の人に伝わることは「まれ」

## (2) テーマ(= ターゲットに一番何を伝えたいか)を決める

* 「この言葉だけでもターゲットに届けたい」と思う言葉を決める
* 記事ならばタイトル、報告文書等ならば結論

## (3) 枠組み(見出し・流れ)を決める

* テーマ・ターゲットを頭におく
* 見出しは上から下へ読んでいった時、自然になるよう並べる
* 見直しが発生しうるので完璧にする必要はない

## (4) 各見出しについて、伝えたいことを 3 つ箇条書きする

* 3 つまで箇条書きする
* なぜ 3 つなのか > 人間の同時把握の限界が 3 つ

## (5) 箇条書きを文書にする

* 箇条書きそれぞれを文章にする
* 文章をつなげる
* (2) を例にする

## (6) 上から下に読めるかを再確認する

* 下の見出しから上の見出しに戻らないこと
* 小説や漫画と同じ(途中のページを飛ばしてもう一度戻る... はない)

## (7) 少し時間をおいて全体を見直す

* 投稿・公開の前にもう一度だけ、自分で見直す
* ターゲットに伝わりそうか、テーマに沿っているかの観点で

(5) 箇条書きを文書にする

  • 箇条書きをそれぞれ文章にする
  • 文章をつなげる

の手順を踏む。単純な例で、見出しの (2) テーマを決める を見よう。

## (2) テーマ = ターゲットに一番何を伝えたいか、を決める

* 「この言葉だけでもターゲットに届けたい」と思う言葉を決める
* 記事ならばタイトル、報告文書等ならば結論

↓
↓

## (2) テーマ = ターゲットに一番何を伝えたいか、を決める

「この言葉だけでもターゲットに届けたい」と思う言葉を決める。

その言葉を、記事ならばタイトル・報告文書等ならば結論とする。

これを全見出しに繰り返していく。

(6) 上から下に読めるかを再確認する

全見出しが文章化され、記事が出来たと思うので

全体的に、上から下に流れるように読めるかを改めて確認する

例えばだが、次のような読み方をさせる小説・漫画が手元にあると思って欲しい。

「読む順番は、最初に 1章、次に4章、その次に3章、最後に2章...」

面倒くさくて読みたくはないだろう。文章も同じ事だ。上から下を意識しよう。

(7) 少し時間をおいて見直す

投稿・公開をする前に少し時間をおいて、もう一度自分で見直しをする。

見直しのポイントは次の2つ。

  • ターゲットに伝わりそうか
  • テーマからズレたことが書かれていないか

出来たと思ったら投稿・公開しよう。

おわりに

流れの復習

癖がつくまで何度か繰り返してみよう。

* (1) ターゲットを絞る
* (2) テーマ(= ターゲットに一番何を伝えたいか)を決める
* (3) 枠組み(見出し・流れ)を決める
* (4) 各見出しについて、伝えたいことを 3 つ箇条書きする
* (5) 箇条書きを文書にする
* (6) 上から下に読めるかを再確認する
* (7) 少し時間をおいて全体を見直す

補足的記事

次の記事にも目を通しておいて欲しい。

組織内で記事・文章作成する時は早めにレビューしてもらう

参考書籍・記事

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