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ラズパイを remote.it(Weaved?)で外部公開する

Last updated at Posted at 2021-02-01

ラズパイを remote.it(Weaved?)で外部公開する

1.概要

Raspberry piでIoT Gatewayを開発することになったので、
Raspberry piをローカルより外側のネットワークに公開する方法を調べました。
このサイトよりルータの設定を変える方法とWeavedサービスなるものを適用する方法があることが分かったのですが、(ちなみに最新のラズパイ公式ドキュメントではWeavedの指定は消えています。)
Weavedサービスを用いた方法を紹介しているページがあまりなかったので今回実践しつつ手順をまとめます。なお、Weavedへのリンクへ飛ぶとremote.itのサイトへ飛んだので現在はremote.itに変わったみたいです。

2.インストール手順

本章はRaspberry piで行う手順となります。

2-1

https://remote.it/ にアクセスして[Sign up]からアカウントを作成します。
※記事作成終盤で気づきましたが日本語サイトもあるみたいです。

signup_entry.png

2-2

E-mailアドレス、passwordを入力し、ポリシーの同意にチェックを入れて[CREATE ACCOUNT]をクリックします。

signup.png

2-3

登録したE-mailアドレスにメールが届くので[Verify Email]をクリックしてアカウントを確定します。

mail.png

2-4

アカウントの作成に成功すると以下の画面が表示されます。
[CONTINUE →]で次に進みます。

account_success.png

2-5

下記画面に作成したアカウント情報を入力してログインします。

login.png

2-6

[DOWNLOAD]をクリックしてダウンロードの選択画面に遷移します。
今回はRaspbianの32bit環境なので下記画像の選択となります。
(ちなみにドキュメントへのリンクもあり、
日本語のドキュメントも用意されているので安心します。)

download.png

2-7

ダウンロードが完了したらファイルを右クリックしてパッケージのインストールからインストールを実行します。

install.png

3.設定手順

本章はRaspberry piで行う手順となります。

3-1

インストールが完了したらコンソールを開いて以下のコマンドを実行します。
UsernameとPasswordを聞かれるのでremote.itアカウントの情報を入力します。

sudo remoteit signin

signin.png

3-2

signinが完了したら以下のコマンドを実行します。
Device nameの入力が求められるのでネットワーク上のデバイス名を入力します。
(今回の例では"pi"としています。)

sudo remoteit register

register.png

3-3

最後に下記のコマンドを実行します。
サービスのタイプ、ポート、サービス名の入力が求められます。
(今回の例では"http","8000","ykwmt"としています。)

sudo remoteit add

add.png

4.動作確認

4-1

以下、4-3までRaspberry piで行う手順となります。

外部公開用のフォルダを作成し、
"index.html"を作成します。
(今回の例では"ykwmt_demo"としています。)

folder.png

4-2

"index.html"に以下のコードを書込みます。

index.html
<!DOCTYPE html>
<html lang="jp">
<head>
    <meta charset="UTF-8">
    <title>ハロワ</title>
</head>
<BODY>
    ハロワ!!
</BODY>
</html>

4-3

コンソールを開き作成した外部公開用のフォルダに移動します。
下記のコードを実行しフォルダを公開します。
※デフォルト設定で8000番ポートが割り当てられるはずですが、
8000番以外が割り当てられる場合はサービスとポートが合うよう対処して下さい。

python3 -m http.server --cgi

server.png

4-4

以下、4-5までRaspberry pi以外のデバイス(PCやスマホ)で行う手順となります。

PCやスマホからhttps://remote.it/ にアクセスします。
サインインすると登録したラズパイが確認できます。

portal.png

4-5

Device Name("pi")をクリックしてDevice Servicesダイアログを開きます。

device_services.png

更にService("ykwmt")をクリックしてWeb Connectionダイアログを開きます。

webconnection.png

表示されたURLにウェブブラウザでアクセスすると、
"index.html"の内容が確認できます。

helloworld.png

5.まとめ

以上で外部からラズパイに対してアクセスすることができました。
今回はHTTPでのアクセスでしたが、他のプロトコルも用意されていたり、
スマホで利用する為のアプリも用意されていたりとフォローが手厚いなと感じました。
あとは、公式のドキュメントページでAWSというワードがたくさん見られたので、
もしかしたらAWSと使うといいことがあるのかな?

6.参照

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