Oracle Weblogic Server(シングル)の導入方法
はじめに
初投稿です。
今回Oracle Weblogic Server 14c(以下、WLS略)の導入を行うにあたり、勉強した部分を投稿しました。
同じ苦労をする可能性のある初心者の方に向けて記載していきます。
インストール時参考にしたサイト
基本的には以下のサイトを参考にしてインストールを行いました。
・Oracle WebLogic Server 14.1.1.0.0 スタート・ガイド
・Oracle Fusion Middlewareのインストールのプランニング
前準備~ソフトウェアインストールまで
Weblogicのインストールは以下の手順で進めていきます。
- システム環境の確認
- ソフトウェアモジュールのインストール
- インストールディレクトリの作成
- ソフトウェアのインストール
- weblogicドメインの作成
- インストール後のタスク
今回はソフトウェアのインストールまでを行っていこうと思います。
システム環境の確認
ではまずインストール環境の確認を行っていきます。
以下は私が用意した検証環境です。
OS:RHEL8.8
CPU:2GB
MEMORY:8G
HDD:70GB
IP:XXX.XXX.XXX.XXX
HOSTNAME:localhost
IPやホスト名はOSインストール時に任意の設定値にしていただければよいかと思います。
*OSインストールについてはまた別の機会に解説するかもしれないです。簡単なので試しにインストールしてみるといいかもしれない(人それぞれ)。
インストールユーザー(今回はweblogic)は別途作成(グループIDは何でもOK)してください。
何か失敗したら、上記で記載したURLを参考に環境構築してください。
ソフトウェアモジュールのダウンロード
以下のURLからそれぞれダウンロードしてください。
・Weblogicのモジュール:Oracle Fusion Middleware Software Downloads
・JDKのモジュール:Java SE 8 Archive Downloads (JDK 8u211 and later)
私が使用するのは以下のモジュールです。
・fmw_14.1.1.0.0_wls_lite_Disk1_1of1.zip
・jdk-8u381-linux-x64.tar.gz
入手したモジュールは検証環境(どこでもいい)に配置して、解凍して権限をweblogicユーザーに変更しておく。
インストールディレクトリの作成
rootユーザーで以下のコマンドを実行し、ディレクトリを作成していきます。
このディレクトリがWeblogic Serverのソフトウェアをインストールするディレクトリになります。ついでに権限も変更しておく。
# mkdir -p /opt/app/oracle/middleware
# ls -l /
# ls -l /opt
# chown -R weblogic:oinstall /opt/app
# ls -l /
# ls -l /opt
# ls -lR /opt/app
作成が終わったら、/opt/app/oracleの下に解凍したJDKのディレクトリ(今回はjdk-1.8.0_381)を移動させる。
ソフトウェアのインストール
いよいよソフトウェアのインストールをしていきます。
まず今回はGUI(Xwindows)を使用するのでDISPLAY関数に値を設定する。
$ export DISPLAY=XXX.XXX.XXX.XXX:0.0
設定後事前に解凍しているモジュールの「fmw_14.1.1.0.0_wls_lite_generic.jar」を解凍したJDKを使用して起動します。
今回は以下のコマンドで起動します。
$ /opt/app/oracle/jdk-1.8.0_381/bin/java -jar fmw_14.1.1.0.0_wls_lite_generic.jar
使用するとまず下記の画面が出てきます。この画面は特に設定する項目がないので次へをクリックします。
上記同様選択する必要がないので次へをクリックします。
ここでは任意のOracleホームを入力します。
(今回は/opt/app/oracle/middleware)
ここではWeblogic Serverを選択して次へをクリック。(他はまた今度投稿するかもしれない...)
前提条件チェック中...問題なしであれば次へをクリックします。
インストールする内容を確認して、インストールをクリックします。
(レスポンスファイルは任意で保存してください。)
インストール中...終了したら次へクリックします。
インストールした内容を確認して、問題がなければ、構成ウィザードの自動起動のチェックを外して終了をクリックします。
以上で、Weblogicserverのインストール方法でした。