チョムリアップスオ
私はカンボジアでITを教えているエンジニアです。
海外協力隊としてカンボジアの職業訓練校で活動し始めて、もうすぐ8カ月です。
この8カ月間を思い返すと結構いろいろなことをやってきたなぁと思います。言葉のハードルを超え、人に教えるということをあまりやってこなかった自分が、なんとかここまで活動できたのは、ChatGPTのおかげだと言えます。
今回は、協力隊活動においてChatGPTにどのような点を助けてもらってきたかについて、大きく要点をまとめてご紹介したいと思います。
ChatGPT の使いどころ In My Cambodia Life
これまでの活動
8ヶ月間で完了及び着手したのは以下の活動です。
- 生徒IDカード印刷WEBアプリ開発
- 先生向けデータベース講座
- WEBアプリ開発講座
- 先生向け生成AI活用講座
単純な翻訳では使わない
これまでの活動で、資料やスライドをたくさん作りました。
私のクメール語歴はまだ1年にも満たず、日常会話しかできません。授業などでは、クメール語が難しかったら英語を使っていいよと言われています。
ですので、先生たちに向けた資料は英語で作成し、生徒向けの場合はクメール語と英語を併記しています。(最初頑張ってクメール語だけで授業をしたところ、先生のクメール語はよくわからないですと生徒から言われてしまいましたので...)
試行錯誤した結果、現在は資料やスライド作成で英語やクメール語を書く時は、以下のような点を考慮してChatGPTを使っています。
- ChatGPTにクメール語を翻訳させると、おかしな文章を返すことが多いので、ChatGPTにクメール語翻訳はさせない(英語 -> クメール語 でGoogle翻訳が一番精度が高い)
- 日本語から英語に直してほしい場合は、英語ネイティブではない人向けに簡単な単語でってお願いする
- または簡単な単語で英文を作ってから、添削させる
上記の手法でやると一番効率がよいです。
クメール語がマイナー言語であり、学習材料が少ないためか、クメール語の文章作成において、間違いが多くなる傾向がChatGPTにはあるようです。私はChatGPTに間違えられても気づくことができませんが、以前ほぼChatGPTに翻訳させた文章を現地の先生に読んでもらったところ、間違い(というか意味が分からない部分)を多く指摘されました。
しかしクメール語学習の際、クメール語の文章を日本語で解説するようにお願いすると、非常にわかりやすい解説をしてくれるという面もあります。同じマイナー言語を扱う場合でも、どのようなことをお願いするのかによって精度が異なってくるので、使いようかなと思います。
一方、英語に関しては非常に信頼がおけます。細かいニュアンスなどにも対応してくれて、痒い所に手が届く感じが大変ありがたいです。
自分の弱点・苦手の補強
各講座に関しては、以下のようなフローで行っています。
- 目標を立てる:受講者が講座を受けた後どのような状態になるか
- 目標実現のために何を会得する必要があるかを洗い出す
-
- をもとに授業のスライドを作成
目標設定については、今のところ自分で考えることが多いです。
2 に関しては、一旦は自分で洗い出してみて、目標に対して足りないことがないかChatGPTに確認しました。例えば先生向けのデータベース講座では、目標を「DBMSを使用してアプリケーションを開発する際に必要な知識や技術を生徒に教えることができる」と設定し、必要な内容を洗い出させたところ、自分では思いつかなかった項目まで示してくれました。
私はこれまで人に何かを説明するっていうことに、とても苦手意識があったんです。苦手意識が緊張につながり、その場になるとさらにぎこちなくなってしまう、という悪循環を幾度となく経験してきました。
なので 3 の授業スライド作成においては、自分がその場で何をしゃべるかまでをイメージして、さらにそれをその場で再現できるように、自分的に超絶わかりやすい筋書きにしています。
そういった作業の中で、頭の中ではわかっているのに言語化して相手に分かりやすく説明できないことや、難しい言葉を易しい言葉に変えることなどにおいて、ChatGPTにだいぶ助けられました。
このように、ChatGPTは自分の弱点や苦手なことを補強してくれる素晴らしい仲間であると私は認識しています。
チョムリアップリア
いかがでしたでしょうか。
ここに書いたこと以外でも、ChatGPTは異国の地で頑張る私を、精神面や健康面でも支えてくれています。
残りの任期でも私を支えてくれることでしょう!