前提
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Android StudioでAndroidアプリのプロジェクトを作成済み
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Gradleのセットアップ済み
Android Studioを使ってビルドする方法もあるが、自動化を考慮し、コマンドラインでビルドする方法について記載する。
Androidアプリのリリース版パッケージの作成
ビルド
APK及びBundle(aab)を生成する。
(APKは実機での動作テストのために作成する。BundleをGoogle Playにアップロードする。)
- 例: コマンドラインでビルドする場合
.\gradlew.bat clean build bundleRelease
署名
生成されたAPK及びBundle(aab)に署名をする。
- 例: コマンドラインでAPKに署名する場合
set ANDROID_SDK_BUILD_TOOLS="%USERPROFILE%\AppData\Local\Android\Sdk\build-tools\31.0.0"
call %ANDROID_SDK_BUILD_TOOLS%\apksigner.bat sign ^
-ks <jksファイルのパス> ^
--out <署名後のapkファイルのパス> ^
<署名前のapkファイルのパス>
- 例: コマンドラインでBundle(aab)に署名する場合
call jarsigner -verbose ^
-sigalg SHA256withRSA -digestalg SHA-256 ^
-keystore <jksファイルへのパス> ^
-signedjar <署名後のaabファイルのパス> ^
<署名前のaabファイルのパス> <エイリアス>
なお、 エイリアスはjksファイルで定義されている。以下のコマンドで確認できる。
keytool -v -list -keystore <jksファイルのパス>
リリース版パッケージのテスト方法
USB接続した実機での動作テスト
実機(スマホ等)で以下の事前設定を行う。
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設定 > システム > 端末情報 を選択
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ビルド番号を7回タップする。これで、開発者向けオプションが有効となる
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設定 > システム > 開発者向けオプション を選択
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USBデバッグ を有効にする
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注
- 設定メニュー構成は、機種によるかも
開発マシンに実機をUSB接続する。
以下のコマンドを実行し、実機にアプリ(署名済みapk)をインストールする。
set ANDROID_SDK_PF_TOOLS="%USERPROFILE%\AppData\Local\Android\Sdk\platform-tools"
call %ANDROID_SDK_PF_TOOLS%\adb -d install <署名済みapkファイルのパス>
インストールしたアプリを起動し、動作を確認する。
続き
- Androidアプリの更新リリースの方法