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ExcelVBAマクロの開発・実行環境を準備する

Last updated at Posted at 2022-05-03

はじめに

Excel 2019 on Windows10 を対象としています。
公開されている情報を参照して、プライベートの時間に整理したものです。

関連記事

開発環境の準備

開発メニューを表示する

  1. Excelを開いて上側のリボンを右クリックして「リボンのユーザー設定」を選択する
  2. 右側の一覧からメインタブの「開発」をチェックしてOKをクリックする
  3. 開発メニューが表示される

アドインを作成する

  1. ファイル→新規→空白のブックを選択する
  2. ファイル→名前を付けて保存を選択して、ファイルの種類を「Excelアドイン(*.xlam)」に変更する
  3. ファイル名を変更して「保存」をクリックする

VBA開発環境を開く

  1. 開発メニューから「Visual Basic」を選択する
  2. 左上のプロジェクトツリーから先ほど保存したアドイン名「VBAProject (~.xlam)」を選択する
  3. 右クリックして挿入→標準モジュールを選択する
  4. 作成された標準モジュールをクリックして左下のプロパティから「(オブジェクト名)」を変更する

最初のマクロを作成する

  1. 作成された標準モジュールをクリックした状態で、右側の編集画面に下記を入力する
Option Explicit

Public Sub サンプルを表示()
    ' イミディエイトウインドウに「サンプル」と表示する
    Debug.Print "サンプル"
End Sub

Public Subにより定義した関数がマクロとして呼び出しできます。一般的なプログラムでは日本語の関数名を使用しないことが多いですが、リボンにマクロ実行ボタンを追加した場合に、そのまま表示名にできることの利便性を優先して日本語名にしています。

リボンにマクロ実行ボタンを追加する

  1. リボンを右クリックして「リボンのユーザー設定」を選択する
  2. 右下の「新しいタブ」をクリックすると、新しいタブとグループが作成される
  3. 「名前の変更」をクリックして、新しいタブとグループを適切な名前に変更する
  4. マクロ実行ボタンを追加したいグループを選択する
  5. 左上のコマンドの選択から「マクロ」を選択する
  6. 追加したいマクロを選択して「追加」をクリックする
  7. 「名前の変更」をクリックして、アイコンと表示名を変更する

実行環境の準備

アドインを参照する

  1. 開発→Excelアドインを選択する
  2. 「参照」をクリックして、作成していたアドインファイルを選択する

マクロの実行を許可する

  1. ファイル→オプションを選択する
  2. 左側タブから「トラスト センター」を選択して「トラスト センターの設定」をクリックする
  3. 左側タブから「マクロの設定」を選択して「警告を表示してすべてのマクロを無効にする」をチェックする
  4. 左側タブから「メッセージ バー」を選択して「ActiveX コントロールやマクロなどのアクティブ コンテンツがブロックされた場合、すべてのアプリケーションにメッセージ バーを表示する」をチェックする
  5. OKボタンをクリックする
  6. 開いているExcelファイルをすべて閉じる
  7. Excelファイルを開いたときに「セキュリティの警告 マクロが無効にされました。」と表示されるので、マクロを実行したい場合は「コンテンツの有効化」ボタンをクリックする
  8. リボンから追加したマクロ実行ボタンをクリックして動作確認をする

他のパソコンで実行したい場合

  1. リボンを右クリックして「リボンのユーザー設定」を選択する
  2. 右下の「インポート/エクスポート」から「すべてのユーザー設定をエクスポート」を選択して、ユーザー設定ファイルを保存する
  3. ユーザー設定ファイルとアドインファイルを、対象のパソコンにコピーする。アドインファイルは、デフォルトでは C:\Users\ユーザー名\AppData\Roaming\Microsoft\AddIns に保存されている
  4. 対象のパソコンで実行環境の準備をする
  5. ユーザ-設定ファイル(*.exportedUI)をエディッタで開き、含まれているユーザー名を、インポート対象のパソコンでログインしているユーザー名に置換する
  6. 対象のパソコンで「リボンのユーザー設定」→「インポート/エクスポート」→「ユーザー設定ファイルをインポート」をクリックして、ユーザー設定ファイルを読み込む
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