はじめに
最近、GitHub Copilot や Claude Desktop などで MCP (Model Context Protocol) という言葉を見かけるようになりました。
「最近よく聞くけど、結局MCPって何? 」
私自身もそう思い、実際に Playwright MCP を触ってみました。
今回は、
- MCPとは何か
- なぜ注目されているのか
- Playwright MCP を使ってみた感想
- 実務ではどう活用できそうか
について紹介します。
MCPとは?
MCP(Model Context Protocol)は、AIが様々な外部ツールと連携するための共通プロトコルです。
これまではAIは文章を生成することはできても、下記のような作業はできませんでした。
- ブラウザを操作する
- GitHubのIssueを作成する
- ファイルを編集する
しかしMCPを利用することで、AIが専用ツールを利用しながら実際に操作できるようになります。
図のように、GitHub CopilotなどのAIはMCPクライアントとして動作し、Playwright MCPやGitHub MCPなどの各ツールはMCPサーバーとして動作します。
AIはMCPサーバーへ処理を依頼し、MCPサーバーは実際の操作を行った結果をAIへ返します。
つまり、MCPはAIと外部ツールをつなぐ共通インターフェースです。
MCPが無かった頃
例えば以前のAIに
「 GoogleでPlaywrightを検索して」
とお願いしても、「私はブラウザを操作できません」という回答になるだけでした。
つまり、AIは知識を持っていても実際の作業はできませんでした。
MCPを使うとどうなる?
MCPを利用すると、同じ指示でも下記の内容を実施できます。
- ブラウザを起動
- 検索
- ページ遷移
- 内容取得
つまり、「答えるAI」 から 「作業するAI」 へ進化したと感じました。
よく利用されるMCP
Playwright MCP以外にも、開発を支援する様々なMCPが公開されています。
Playwrightはブラウザ操作、GitHubはリポジトリ管理、Filesystemはファイル操作など、MCPという共通仕様があることで、AIは同じ方法で様々なツールを利用できます。
今後も様々なMCPが公開されることで、AIが活用できる業務の幅はさらに広がっていくと感じています。
Playwright MCPを触ってみた
今回は Playwright MCP を利用して、実際の業務に近い試験をAIに実行してもらいました。
試験の流れは以下の通りです。
※実際に会社の情報共有会でデモを行った内容です。
実際に触ってみて気付いたこと
Playwright MCPは自分で mcp.json に設定して利用しました。
一方で、GitHubのPR検索やリポジトリ情報の取得などは、特にGitHub MCPを追加していない状態でも利用できる機能がありました。
GitHub CopilotにはGitHubとの標準連携機能も含まれているため、どこまでが標準機能で、どこからがMCPによる機能なのかは少し分かりにくいと感じました。
今後はGitHubとの連携機能についても調べながら、標準機能とMCPの違いを理解していきたいと思います。
ブラウザ操作だけでは終わらない
最初は「ブラウザを操作できるだけ」だと思っていました。
しかし実際には、下記のように一連の流れをAIへ依頼できました。
- 画面確認
- ログ取得
- ログ解析
- Markdownレポート作成
単なるブラウザ自動操作ではなく、「試験仕様書を実行するAI」 という印象を受けました。
実務ではどう活用できそう?
例えば、
- 試験仕様書をAIへ渡す
- テストを自動実施
- ログ取得
- 結果解析
- Markdownレポート作成
- GitHub Issue作成
といった流れも十分実現できそうです。
もちろん全てをAIへ任せることは難しいですが、開発効率はかなり向上すると感じました。
MCPの限界
一方で万能ではありません。
例えば、
- MCPサーバーが無いツールは操作できない
- 承認が必要な操作もある
- 指示が曖昧だと期待通りに動かない
- 人による最終確認は必要
といった点は理解しておく必要があります。
今後試したいこと
今後は以下も触ってみたいと思っています。
- GitHub MCP
- Docker MCP
- Filesystem MCP
- Figma MCP
- 複数MCPを組み合わせた業務自動化
AI時代の開発スタイル
最近は
- AIコーディング
- Agent
- MCP
などが急速に進化しています。
さらに仕様書を起点に実装・テストまで進める 「仕様駆動開発(SDD)」 も注目されています。
今後は 「コードを書く」 だけではなく 「AIへ適切な仕様を伝える」 ことも重要なスキルになっていきそうです。
まとめ
Playwright MCP を触って感じたことは、
「AIは回答するだけの存在ではなく、実際に作業する存在になり始めている」
ということでした。
ブラウザ操作だけでなく、
- 再現性のあるE2Eテスト
- ログ解析
- テスト実施結果のレポート作成
まで実行できることに驚きました。
今後は GitHub MCP や Docker MCP なども試しながら、AIを活用した開発スタイルについて学んでいきたいと思います。





