「たのしいインフォグラフィック入門」を読んだ。
インフォグラフィック制作のためのステップとして、
- ピクトグラム(基礎体力作り)
- 図解(基礎体力作り)
- インフォグラフィック
という構成になっている。
今回はそのうち、ピクトグラムについてのインサイトを書いてみる。
「ピクトグラム」とは
言葉の代わりになったり、言葉を補うグラフィックのこと。
- 言葉で説明するスペースが足りない
- じっくり説明する時間がない
- 言語が通じない
等の課題を解決するために使用される。
利用シーン
- 公共の場(標識とか)
- プレゼン資料
- 製品パッケージ・取扱説明書
- デバイス操作画面やwebサイトなどのインターフェイス
- 動画
- アート
などなど...
製作フロー
解析作業とデザイン作業に分かれる。
- 利用目的の確認(解析作業)
- 対象の理解(解析作業)
- ラフスケッチ(デザイン作業)
- 清書(デザイン作業)
- 調整(デザイン作業)
実践[WIP]
※このセクション、あとで追記するかも
①利用目的の確認
-
写真やイラストではなく、なぜピクトグラムなのか?
- 何箇所かで使い回すため?
- スペース的な問題?
- バリエーションを作る工数がかからないから?
- 具体的なイメージを持たせたくない・対象を抽象化したい?
-
どこで使うのか?
- 屋外?
- 遠くからでも識別できるように気をつける
- 屋内?
- 紙媒体?
- 利用者が限定されるため、ターゲットに合わせてオリジナルのものを作る機会が多い
- 画面ごし?
- 利用シーンにおいて考えうる一番小さいサイズで制作する(潰れる可能性を考慮)
- 屋外?
-
誰に向けて?
- できるだけ多くの人に向けて(汎用的)
- 年齢・性別・嗜好で絞り込み(特徴的)
-
何を?(伝えたい情報は何か)
- ルール:「xxしてはいけません」、「xxを守ってください」
- 制限速度・喫煙禁止など
- 機能:「xxするにはこれです」
- 音楽機器の「早送り」・エレベーターの開閉など
- 状態:「現在xxです」
- 電池の残量・音量など
- 場所「ここはxxです」、「xxはあそこです」
- 非常口、トイレ、駐車場など
- 区別:「これはxxです」
- オリンピック競技種目の区別・ゴミの分別など
- ルール:「xxしてはいけません」、「xxを守ってください」
②対象の理解
キーワードの抽出を行う
例えば、「マリー・アントワネット」を意味するピクトグラムを作る場合には、「マリー・アントワネット」と聞いて思いつくキーワードを挙げていく。
「フランス・ヴェルサイユ・ドレス・仮面舞踏会・浪費・(パン・お菓子)・革命」など...(括弧内は事実と異なる部分があるので一応囲んでおきました)
③ラフスケッチ
抽出したキーワードをもとに、思い浮かぶモチーフをスケッチする。
キーワードからモチーフが浮かばない時は、キーワードからさらに連想する言葉を挙げていく。
例えば「ヴェルサイユ」であれば、「バラ」「宮殿」などなど。
ラフスケッチの最大の目的は、表現の可能性を洗い出すことなので、紙と鉛筆など、アナログツールで進めると良い。
なんかこんなのを色々描き出して行って、この後モチーフ同士を組み合わせたり、足し引きして「マリー・アントワネット」に近付けていくイメージ。④清書・⑤調整
周囲の人にラフスケッチを見てもらいながら意見を募り、清書するものを選んだら、デジタルツールで清書していく。
最後に、実際の利用イメージに合わせてテイストを調整したら完成。
まとめ
今回まとめた手法は、ピクトグラムを作る時だけでなく、アイコンや挿絵を選ぶ時などにも活かせそうです。
他にも色々載っていたので、ご興味ある方はぜひ一読することをオススメします => たのしいインフォグラフィック入門
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