はじめに
今年も昨年に続きSAPの備忘録を書いていこうと思います。
相も変わらず SAP(エスエーピー)を使用して移行作業を行っているため
1年間で新しく理解したことなど、まとめていけたらいいなと思います
今回は原価センタと利益センタについて簡単に説明します。
原価センタ
原価センタとは主にSAPの管理会計で使用されるマスタデータです。
(内容:名称、責任者、原価センタカテゴリ、事業領域、利益センタなど)
組織内で費用などを細かく管理することが可能になっています。
基本的に 組織の最小単位 などで定義されることが多いです。
有効期間などがあり、有効終了日を過ぎると原価センタとして機能しなくなります。
また、原価センタは他データにも関連することが多く 非常に重要なデータとなっています。
安易に追加登録や削除はしないほうがいいです。
原価センタのトランザクションコード(Tr-cd)
- KS01:原価センタ登録
- 原価センタの新規登録。既に登録されている原価センタと有効期間が被ってしまうと登録ができない
- KS02:原価センタ変更
- 原価センタの情報の変更。「名称」や「利益センタ」など。
しかし、「有効期間」や「階層エリア」については別の方法で変更しないといけない。 - KS03:原価センタ参照
- 原価センタの情報を確認。一番安全なコードのため。調べるだけならこれでいい
- KS04:原価センタ削除
- 対象原価センタの有効期間を指定して削除する。有効終了日を短くするのにも使える。ただ、他のデータに関連している場合消せない。
原価センタグループ
名前でなんとなくイメージはつくかと思います。
原価センタをグループ化したデータのことです。基本的に階層構造になっているため
原価センタグループの中に別の原価センタグループを作ることも可能となってます。
ここで原価センタの階層が決まっています。なので原価センタの「階層エリア」を変更するには原価センタグループの階層を変更する必要があります。
原価センタグループのTr-cd
- KSH1:原価センタグループ登録
- 原価センタグループの新規登録。最上位層からの作成になる。
- KSH2:原価センタグループ変更
- 原価センタグループの情報の変更。既存の原価センタグループの階層追加やグループ化解除などが行える
- KSH3:原価センタグループ参照
- 原価センタグループの情報を確認する。一番安全なコードのため。調べるだけならこれでいい
利益センタ
原価センタと似て非なるデータだと思います。
原価センタが「会社の原価(費用)を管理する単位」とするマスタであれば、
利益センタは「会社の利益を管理する単位」のマスタです。
また、組織の粒度や商品群の粒度で設定されることが多いです。
なので、基本的に利益センタを使用することで
B/S勘定(貸借対照表)や収益勘定の管理が可能になります。
金額関係のデータを移行する際には、利益センタごとにも移行ができているかなどの確認も必要になってきます。
利益センタと原価センタの関係
先ほどは、利益センタではB/S勘定(貸借対照表)や収益勘定の管理が可能と記載しました。
つまり、原価センタではB/S勘定(貸借対照表)や収益勘定の管理ができないということです。
(できないというより、難しいのかな)
ただ、会社の費用だって貸借対照表に入ることはあります。
また利益センタで管理していた会計金額が会社の費用だってことも・・・
そこで、利益センタと原価センタを紐づけることで
最終的なPL帳票で分析するときに売上、売上原価、販管費などを上から下まで一気通貫して利益センタ軸で分析することを可能にしている
終わりに
今回はSAPのデータを扱う際に大事なマスタについての備忘録でした。
最近では会計伝票や、試算表なども見るようになってちょっとずつお金の流れもわかってきたかなといったところです。(身近に会計に詳しい人がいるのも大きいですが)
会計伝票については、もっと詳しくなれた際に備忘録をかけたらいいなと思っています。
参考
【SAP CO】利益センタについて解説
https://sap-career.com/saplabo/co_profitcenter_master/
【SAP CO】原価センタについて解説
https://sap-career.com/saplabo/co_costcenter_master/