みなさんGitHub Pages使ってますか？便利ですよね。

しかし、Jekyll以外（例えばgulpとか）でGitHubにpushしても自動でビルド->ホスティングしてくれたらもっと便利だと思いませんか？
「Travis CI GitHub Pages」でググッたら様々な情報が出てきますが、どれも結構複雑で、やり方がところどころ違っています。

しかし、travis-scriptsというツールを使えば簡単にTravisからホスティングできるのです。

やり方（READMEの和訳）

まずはインストール。npmを使います。

npm i -D @alrra/travis-scripts

npm 2.7.0 以上でインストールできるそうです。

https://travis-ci.org/<ユーザー名>/<リポジトリ名>にアクセスし、Travisを有効化します。

SSHの鍵を生成します。ここではgithub_deploy_keyという名前です。

ssh-keygen -t rsa -b 4096 -C "<your_email>" -f github_deploy_key -N ''

公開鍵の github_deploy_key.pub と
秘密鍵の github_deploy_key ができたと思います。

https://github.com/<username>/<repository>/settings/keysに行き、Add deploy keyをクリックします。

公開鍵ファイルの中身をKeyの中にペーストします。

Allow write access にチェックを入れます。

Add keyをクリックします

間違ってコミットしないよう、公開鍵を削除してしまいます。

rm github_deploy_key.pub

TravisのCLIをインストールしてログインします。

gem install travis
travis login

秘密鍵を暗号化します。

travis encrypt-file github_deploy_key

出力は以下のようになっていると思います。

encrypting github_deploy_key for <username>/<repository>
storing result as github_deploy_key.enc
storing secure env variables for decryption

openssl aes-256-cbc -K $encrypted_XXXXXXXXXXXX_key -iv $encrypted_XXXXXXXXXXXX_iv -in github_deploy_key.enc -out github_deploy_key -d

Pro Tip: You can add it automatically by running with --add.

Make sure to add github_deploy_key.enc to the git repository.
Make sure not to add github_deploy_key to the git repository.
Commit all changes to your .travis.yml.

このときの$encrypted_XXXXXXXXXXXX_key、$encrypted_XXXXXXXXXXXX_ivは後々必要になりますが、https://travis-ci.org/<username>/<repository>/settingsから見れます。

秘密鍵も削除しちゃいます。

rm github_deploy_key

.travis.ymlのafter_successを以下のように書き加えます。

  after_success:
  - |

       $(npm bin)/set-up-ssh --key "$encrypted_XXXXXXXXXXXX_key" \
                             --iv "$encrypted_XXXXXXXXXXXX_iv" \
                             --path-encrypted-key ".travis/github_deploy_key.enc"

$encrypted_XXXXXXXXXXXX_key、$encrypted_XXXXXXXXXXXX_ivは先ほどの値に置き換えてください。

GitHubユーザー名、メールアドレスを環境変数にセットします。

env:
  global:
  - GH_USER_EMAIL="<メールアドレス>"
  - GH_USER_NAME="<ユーザー名>"

最後に、after_successに以下の事柄を追記してください。

- |
    # Add the SSH-related commands here, see:
    # https://github.com/alrra/travis-scripts/blob/master/doc/github-deploy-keys.md#26-set-up-ssh-connection-for-travis-ci

    $(npm bin)/update-branch --commands "<ビルドコマンド>" \
                             --commit-message "<コミットメッセージ> [skip ci]" \
                             --directory "<出力ディレクトリ>" \
                             --distribution-branch "<出力ブランチ(e.g. gh-pages)>" \
                             --source-branch "<ソースのブランチ(e.g. master)>"

あとはbefore_scriptに依存関係のインストール処理など書いたり、nodeやrubyのバージョン設定したら終わりです。

pushしたらビルドが走ると思います。

travis-scriptsでGitHub PagesをTravisから簡単に自動ビルドする

やり方（READMEの和訳）