Apache Jena Fuseki(以下Fuseki)は活発に開発が進められており、頻繁にバージョンアップが行われます。そこで、データベースに関する情報を引き継ぐための方法を記載しておきます。なお、動作確認したバージョンは4.9.0で、スタンドアローンで利用し、各種設定は初期状態のままを想定しています。
Fusekiをダウンロードして展開すると、直下に run
フォルダができます。その中には databases
と configuration
という名前のフォルダがあります。前者にデータベースの実体が、後者に各データベースに関するメタデータが収められています。そこで、データベースを構築したFusekiのこれらの情報を、新規バージョンのFusekiの各所にコピーするか、別の場所に実体をおき、それに対するシンボリックリンクを貼ります。
apache-jena-fuseki-4.9.0 -+- run ----+- databases -----+- db1
+- ... | +- db2
. | .
|
+- configuration -+- db1.ttl
. +- db2.ttl
.
以上になります。