はじめに
自宅のサーバOSをUbuntu Server 24.04に入れ替えたところ、起動時にsystemd-networkd-wait-online.serviceがエラーを吐くようになったため、解消した方法を残しておこうと思います。私の環境ではインターフェースを無効化する形にするので、忘れると個人的にヤバいので備忘録としての意味合いが大きいです。
環境
Ubuntu Server 24.04.1 LTS
問題の概要
まずトラブル時にこちらの記事を参考にさせていただきましたので、引用させていただきます。
https://qiita.com/sakai00kou/items/1934471c6a318a8c2e61
systemd-networkd-wait-online.serviceはネットワークが起動する前に他のアプリケーションが起動して、ネットワークが見つからずにエラーとなってしまうことを防ぐためにネットワークが起動し終わるまでに待機するためのサービスのようです。
対応
今回は、使用していないインターフェースを無効化することでエラー解消を目指します。
networkctlを実行すると下記のように下記のように表示されます
IDX LINK TYPE OPERATIONAL SETUP
1 lo loopback carrier unmanaged
2 enp1s0 ether no-carrier configuring
3 wlp2s0 wlan routable configured
loはループバックだから一旦放っておいて、wlp2s0がroutableで接続済みとなっており、enp1s0がno-carrierで未接続となっています。
※我が家では有線が届かない位置にあるため、Wi-Fiでサーバをつないでいるわけですが、そこは目をつぶってもらって......
ということで、50-cloud-init.yamlのenp1s0をコメントアウトし、無効化します。
network:
version: 2
#↓コメントアウト↓
# ethernets:
# enp1s0:
# dhcp4: true
wifis:
wlp2s0:
access-points:
HomeAP:
password: ******
dhcp4: true
コメントアウトした後はネットワークを再起動し、読み込みなおします
IDX LINK TYPE OPERATIONAL SETUP
1 lo loopback carrier unmanaged
2 enp1s0 ether off unmanaged
3 wlp2s0 wlan routable configured
ということで無事enp1s0がoffとなりsystemd-networkd-wait-online.serviceのエラーログが消えました。