概要
GitBucket は、GitHub のようにネットワーク上で Git リポジトリを共有できる Web サービスです。
- Apache-2.0 ライセンスで配布されている。
- Scala で開発されており、Java 17 実行環境があれば、起動可能。
- お試しであれば、内臓のH2データベースエンジンが利用できる。
- 実運用には、PostgreSQL や MariaDB などのリレーショナルデータベースサーバーの利用を推奨
- 非常に簡単にセルフホストが可能です。
現在、GitBucket の issue に以下の項目を設定可能にし、ガントチャートへ反映できる GitBucket Flexible Gantt Plugin を開発中です。
- 開始日
- 終了日
- 進捗
- 依存 issue (issue 番号をカンマ区切りで複数指定可能)
今回は、バージョン 0.1.1 での変更点について、解説します。
- 登録の成否を通知するようにした(最初からやっとけよ)
- issue 表示時に右側に追加される Flexble Gantt サイドバーで閲覧モードと編集モードを切り替えられるようにしました。
- 開発者権限がない場合は、編集モードに切り替えられません。
- ガントチャートの編集は、開発者権限がある場合にのみ行えるように修正しました。
前回の記事
Flexble Gantt サイドバーの閲覧モードと編集モード
コミット Introducing view and edit modes in the sidebar · yasumichi/gitbucket-flexible-gantt-plugin@8c75569 で src/main/twirl/flexiblegantt/issuesidebar.scala.html を修正しました。
issue 表示時は、閲覧モードで表示されます。
Flexible Gantt サイドバーの右上にある鉛筆アイコンをクリックすると編集モードに移行します。
なお、開発者権限がない場合は、鉛筆アイコンが表示されません。
ガントチャートの編集は開発者権限がある場合のみに行えるように修正
修正したコミットは、Access rights support · yasumichi/gitbucket-flexible-gantt-plugin@cb54277です。
- src/main/scala/io/github/yasumichi/gfg/controller/FlexibleGanttController.scala で issue が管理可能か判定し、twirl テンプレートに渡すように修正
-
src/main/twirl/flexiblegantt/flexiblegantt.scala.html で管理権限を元に Frappe Gantt の
readonlyプロパティを設定