0
0

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?

改善メモをExcelからMarkdownに移したら、AIに「#17をやって」で通じるようになった

0
Last updated at Posted at 2026-10-31

私はゲームのプログラムが書けません。AIに日本語で指示して、Unity 6 で3Dアクションゲームを作っています。

プレイしながら見つけた「ここを直したい」は、もともとExcelで管理していました。それをプロジェクトの中のMarkdownファイル(Docs/backlog.md)に移し、人間とAIで一緒にメンテナンスする形に変えました。この記事では、そのルールと使い方を紹介します。

なぜExcelからMarkdownにしたのか

AIとリアルタイムで共有しながら管理するなら、Markdownの方が向いていました。Excelだと、AIとのやり取りのたびに時間がかかります。Markdownならプロジェクト内のファイルをAIがそのまま読み書きでき、人間側はMarkdownエディター(私はObsidian)で見たり直したりすれば十分です。

移行したのは2026年10月下旬です(backlog.md は 2026-10-25 作成)。

ファイルの構成

ファイル 役割
Docs/backlog.md 未完了の項目(TODO / DOING / HOLD)と、演出の適用状況表
Docs/backlog-done.md DONE になった項目の移し先(番号はそのまま)
CLAUDE.md(AIが最初に読む指示ファイル) 「修正点は backlog.md で管理している」と書いておく

AIが最初に読む指示ファイルには、これだけ書いています。

プレイ中に見つけた修正点は `Docs/backlog.md` で管理している(人間とAIの共有)。
- 新しい指摘は末尾に連番で追記する(番号は `Docs/backlog-done.md` も含めた最大値の次)。
- `DONE` になった行は `Docs/backlog-done.md` へ移す。それ以外は削除しない。
- 運用ルールの詳細は `Docs/backlog.md` 冒頭を参照。

運用ルール

backlog.md の先頭に置いているルールです。

## 運用ルール
- 1行 = 1項目。`#` は連番で欠番にしても再利用しない。新規は末尾に追記して次の番号を振る。
- 状態: `TODO`(未着手) / `DOING`(作業中) / `DONE`(完了) / `HOLD`(保留・判断待ち)
- 優先度: `高` / `中` / `低`(空欄 = 通常)
- 完了時は状態を `DONE` にし、必要なら「メモ」に対応内容を一言残す。
- `DONE` になった行は `Docs/backlog-done.md` の末尾へ移す(番号はそのまま)。
  それ以外の項目は消さない。不要になったら状態を `HOLD` にして理由をメモへ。
- 新しい番号は、両方のファイルで一番大きい番号の次にする。
- AIへの指示例: 「backlog の #17 をやって」「TODO を優先度順に並べて」「#32 として〜を追加して」

ポイントは3つです。

  • 番号を再利用しない。番号で指示するので、同じ番号が別の項目を指すと事故になります
  • 消さずに HOLD にする。やめた理由がメモに残ります
  • DONE は別ファイルへ。backlog.md には未完了の項目だけが残り、短く保たれます

実際の表(一部・ぼかしています)

| #  | Lv1      | Lv2      | 内容                                   | 優先度 | 状態  | メモ |
| -- | -------- | -------- | -------------------------------------- | --- | ----- | ---- |
| 17 | アクション | 共通     | 待機・歩き・ダッシュ移動の共通化。頭を振ってしまう動きの見直し | 高 | DOING | 2026-10-25 候補を比較シーンで比べ、正面の歩き・走りを差し替え。手触り未確認 |
| 31 | アクション | Attacker | ダッシュ攻撃が滑り過ぎ                     | 高 | TODO  | |
| 43 | アクション | ヒーラー   | 空中通常攻撃にSEが無い                    |   | HOLD  | 2026-10-25 空中攻撃は全ロール共通のジャンプ攻撃になったため対象外 |

メモ欄はAIが書いています。日付、何をしたか、そして 「Play未確認」「手触り未確認」 が残ります。コードは直ったけれど、実際に遊んで確かめたかは別、という区別がひと目でわかります。

2026-10-25 ヒーラー地上通常3段に斬撃FX。位置/向き/大きさはタンク斬撃の値を流用した仮値。Play未確認
2026-10-24 着地の衝撃音を追加。音量は仮0.6。Play での聞こえ方は未確認

AIへの指示は番号で

backlog の #17 をやって
TODO を優先度順に並べて
#32 として〇〇を追加して

項目の中身を毎回説明しなくても、番号だけで通じます。

演出の適用状況表と GO 列

アクションごとに「アニメ・エフェクト・効果音が入っているか」をAIにコードとアセットの参照から調べさせ、表にしています。

## アクション演出の適用状況(2026-10-25 更新)
コード・アセット参照からの確認。○=あり / ×=なし / △=一部・要確認。実機での再生確認はしていない。
GO 列: ユーザーが「これでGO」と判断した行に `GO` を付ける。
× や △ が残っていても GO の行は今のままにし、手を入れない(未実装の一覧からも外す)。

| ロール   | アクション         | アニメ | FX | SE | GO | 備考 |
| -------- | ----------------- | --- | -- | -- | -- | ---- |
| Attacker | 通常攻撃(弓)      | ○ | ○ | ○ | GO | 命中FX、刺さりSE |
| Attacker | 回避攻撃           | ○ | △ | ○ | GO | 命中FXのみ。飛翔FX無し(#38) |
| Attacker | ダッシュ攻撃        | ○ | △ | ○ |    | 滑り過ぎ(#31) |
| タンク    | スキルA(構え)     | ○ | △ | × |    | 構えのSE無し(#40) |
| 共通     | 回避               | ○ | × | × |    | SE/FX無し(#45) |

GO 列は私だけが付けます。 GO の行は、× や △ が残っていてもAIは触りません。AIは「足りないもの」を全部埋めようとしがちですが、「これで十分」は人間が決める、という線引きです。

未実装の一覧は表から自動で作る

表の × と △ から、AIが「未実装の一覧」を作ります(GO の行は除く)。

### 未実装の一覧(上の表の × と △ から)
エフェクト
- ダッシュ攻撃の飛翔FX(#38)
- 構えスキルの反撃FX(#40)
- ジャンプ・着地・回避・ロール切り替えのFX(#45)
効果音
- 構えスキルの構えSE・反撃SE(#40)
- ジャンプの踏み切り・回避・ロール切り替えのSE(#45)

次に何をやるかは、この一覧から番号で選びます。

まとめ

  • 改善メモはプロジェクト内のMarkdownに置き、AIと一緒に書き換える
  • 番号は再利用しない。消さずに HOLD、完了は別ファイルへ
  • AIのメモには日付と「Play未確認」を残す
  • 「これでGO」は人間が付け、AIはその行に手を入れない

Excelだと時間がかかっていたやり取りが、MDならAIとリアルタイムで共有しながら進められます。AIはファイルを直接読み書きし、人間はObsidianなどのMarkdownエディターで確認する、という分担がしっくりきています。

アセットクレジット

Unity Asset Store の複数の有料アセットを使用しています。

リンク

0
0
0

Register as a new user and use Qiita more conveniently

  1. You get articles that match your needs
  2. You can efficiently read back useful information
  3. You can use dark theme
What you can do with signing up
0
0

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?