はじめに
私はとある地方の市役所で働きながら、地域へのITリテラシーの向上に資する目的で副業もしています。(これまで行ってきたのは、HPの作成(WordPress)や、ロゴ作成、キャッチコピー等の相談、ほかIT化に向けた事業相談)世間ではまだ珍しいですが一応、首長から副業を認められている副業公務員です。
もともとパソコンや周辺機器、ネットで調べて解決をすることが好きで学生時代はaviutlで短い動画を作ったりしていました。社会人になってからは大手家電量販店での接客販売や、土木、物流ほか転々としたのち、今の市役所へ転職し、行政のIT担当部署、広報担当部署(各種SNS配信や(AIやInDesign等)を経験してきました。しかし、プログラミングは未経験で、「難しそう」というイメージから手を出せずにいました。
昨今のAIの台頭により、今後プログラミングの基礎知識がますます重要になってくると感じ、重い腰をあげ、Pythonの学習を1月から開始しました。トラブルシューティングの面白さに気づき、ChatGPTやプロエンジニアのサポートを受けながら、現在学習を進めています。
なぜPythonを学ぶのか?
Pythonを学ぶ目的は、Pythonを通じて何ができるのかの視野を広げ、仕事に活かしていくこと、そして地域へ活かしていくことです。
そもそも、行政の職員はITに苦手意識を持つことが多く、Excelの関数すらろくに扱えない職員も少なくありません。事業者からの提案も「よくわからないけどすごそう」と受け入れてしまうことが少なからずあります。DX化に向けた私の命題は事業者からの提案内容を理解し、活用しきれる方法まで確立した上で導入することだと思っています。またはその手法を模索すること。事業者が良いものを提供してくれても、使いこなせなければ宝の持ち腐れです。
これは、庁内だけでなく、市内事業者へ導入するときも同じとなります。地域のIT化を進めるためには、「行政に言われたから仕方なくやる」という形ではなく、実際に地域の事業者自身が必要性を理解し、納得したうえで取り組んでもらうことが重要です。そして、理解した職員がフォローし、定着を進めることで、地域全体が主体的にIT活用に向かう環境を作りたいと考えています。
まずは、マクロな点ではなく、ミクロな点で地域を助けること、そして実績を詰み、全体最適化へ向けた動きを進めていきたいと考えています。
Qiitaでの発信について
- 学習の過程をQiitaで発信することで、地方公務員でもITスキルを身につけられることを伝える
- 自分の知識を整理し、アウトプットする習慣をつける
記事のテーマとしては、
- 「地方公務員の業務効率化にPythonを活用してみた」
- 「地方公務員×ITの可能性を考える」
まとめ
まだまだ駆け出しですが地方公務員として働きながらPythonを学ぶことで、業務の効率化だけでなく、地域のIT化にも貢献できる可能性が広がると感じています。民間と公務の架け橋となるような人材を目指し、今後も学習を続けていきます。
この記事が、同じように学習を進める方々や、地方公務員のIT活用に興味のある方々にとって参考になれば幸いです。