概要
先日公開されたDify v1.6.0で、公式にMCP対応が追加されプラグインなどを入れずにMCPを利用できるようになりました。
これによりDify上で作成したワークフローやチャットフローを簡単にMCPサーバとして公開したり、DifyのチャットBotにMCPサーバを接続したり、ワークフロー上でMCPサーバのツールを利用することができるようになりました。
MCPサーバの公開方法
公式ドキュメントにも詳しい説明がありますが、簡単に紹介したいと思います。
ワークフローやチャットフローをMCPサーバとして公開するには、設定画面からMCPサーバの設定を行います。
この際にアプリは公開しておく必要があります。
MCPサーバを公開する際にツールの説明と開始ノードに入力フィールドがあれば、説明を入力する画面が出てくるので設定します。
これでMCPサーバが公開され、設定画面からMCPサーバのURLをコピーできます。
この際にMCPサーバに認証処理などはないため、URLを知っている人は誰でも利用できてしまうためURLは外部に漏れないようにしてください
ClaudeでのMCPサーバ利用方法
先ほど公開したMCPサーバをClaudeで利用するには、アカウントのSettingsからConnectors, Add custom connectorでMCPサーバのURLを入力して追加できます。
今回はUUIDか整数の乱数を生成するMCPサーバを作ってみたので、実際に乱数の生成を指示してみるとMCPサーバを利用して乱数を生成してくれることがわかります。
MCPサーバの利用
こちらも公式のドキュメントはありますが簡単に紹介したいと思います。
エージェントでMCPサーバを利用する場合でも、ワークフローに取り込む場合でもまずはMCPサーバの接続をする必要があります。
ツールの設定画面からMCPを選択し、「MCPサーバー(HTTP)を追加」を選択します。
今回は最初にDify上で作成した乱数生成のMCPサーバをそのまま利用したいと思います。
これでMCPサーバの設定は完了です。
エージェントでのMCPサーバの利用
DifyでMCPサーバを利用するチャットBotを作成することができます。
このとき作成するアプリタイプ「チャットボット」ではなく「エージェント」にする必要があります
エージェントの設定でツールからMCPサーバを追加することで、エージェントがMCPサーバを利用できるようになります。
実際に乱数の生成を指示するとMCPサーバを利用して乱数を生成してくれました。
ワークフローでのMCPサーバの利用
ワークフローでもMCPのツールを利用することができます。
これは決まった流れの処理で確実にMCPのツールを組み込みたい場合などに便利かなと思います。
使い方は簡単でワークフローのノードでMCPを選択して使いたいツールを追加するだけです。
実行追跡を見るとわかりますが、MCPサーバのツールの出力はJSONに出力されるので後続のワークフローではJSONから受け取って処理する必要があります
まとめ
Dify v1.6.0でMCPの対応が追加され、プラグインを入れずに簡単にワークフローをMCPサーバとして公開したり、MCPサーバをDifyで活用したりすることができるようになりました。
これによりDifyで簡単にできるナレッジを活用して社内の知識を検索できるRAGを作成して、MCPサーバとして共有することなどが更に簡単になるかなと思います。
すでに作成したワークフローも簡単にMCPサーバ化できるので、ぜひ色々試してみてもらえればと思います。