ニュースで情報漏えいやサイバー攻撃を見かけても、自分の仕事には関係ないと思っていないだろうか。メールの添付ファイルを深く考えずに開いたり、パスワードを使い回したりしていると、ある日いきなり自分が入口になってしまう。『社会人1年生の情報セキュリティ超入門』は、専門知識がなくても、仕事で守るべき基本を図やイラストで順に身につけられる本だ。
基本から順番に、仕事の場面に沿って進む
第1章で情報セキュリティの基本を押さえ、第2章は安全なパスワードの作成と管理、第3章はソフトウェア更新、メールのセキュリティ、フィッシング対策と続く。難しい専門用語をなるべく使わずに説明しているので、IT部門以外の人でも読み進めやすい。
外でも家でも使える話が並ぶ
第4章はインターネットやSNSの安全な使い方とソーシャルエンジニアリング、第5章はオフィスの内外での物理セキュリティとモバイルデバイスの管理、第6章はリモートワーク時のセキュリティと情報の社外への持ち出しを扱う。第7章ではデバイス管理にも話が進み、普段の仕事で自分が触れるものばかりだ。
読んでおきたい理由
- パスワードの作り方と管理の章を読むと、使い回しをやめる具体的な手順を決められる
- 添付ファイルやリンクを開く前に何を見ればいいか、フィッシング対策の章で判断の目安が持てる
- SNSで避けたい設定を知っておくと、投稿内容や公開範囲の見直しに使える
- リモートワークの章が、自宅や外出先で仕事をするときのルール作りの下敷きになる
- 後輩や同僚に「なぜそうするのか」を説明するときの言葉が手に入る
まとめ
セキュリティ事故の多くは、特別な攻撃より日々の小さな習慣の抜けから始まる。まずは自分のパスワード管理とメールの扱いを見直して、本書の第2章と第3章から読んでみてほしい。